【時】 ページ25
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明るくて可愛い
俺が恋に落ちたキミはどうして時々
こんなにも悲しい目をするのだろう――――――
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翔
「はじめまして、櫻井翔です」
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翔さんのアイドルスマイルを前に
俺の隣で小さくなっているAが
助けを求めるように上目遣いで俺を見る。
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『…あ、えっと。鈴木Aです』
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緩く巻かれたポニーテールを
少し揺らしながら
微かに首を上下させる。
どうぞ?
って翔さんがソファに座るよう促したから
また
縋るような視線が俺を射る。
俺が頷いたのを確認しておどおどと座るキミは
初めて俺の家に来た時と同じだ。
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翔
「俺のこと、知ってる?」
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翔さんも俺と同じだ。
騒いだり、ヘンに興奮したしないAの反応が
新鮮なんだ。
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『和也さんのお友達?』
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俺と翔さんを交互に見て
はにかんだ笑顔で翔さんを見た。
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翔
「……ぁ」
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翔さん
アイドルスマイル崩れてますよ?
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『……?』
翔
「あ、まぁ…そんな感じですね。
ねぇ?」
和
「え、あ、そうっすね(笑)」
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渇いた笑いが漏れる室内の
さっきまで全く存在感のなかったテレビから
聞き覚えのある声がした。
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『…あ、ぁえ?え…あの、あれって』
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俺と翔さんの背後に置かれたテレビが
唯一見れるAは
やっと
翔さんの正体に気付いたらしい。
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『すみません!
テレビに出てる方なんですね
私、ホントテレビ見ないんで…』
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ブラウンの細すぎない
ふわふわした眉を下げた困った顔で
申し訳なさそうに翔さんを見ているAが
今まで俺が知らなかったような
可愛い表情をするから
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和
「俺ら“嵐”っていうグループで…って知らないか(笑)
ま、何て言うかな…“アイドル”?みたいな感じ」
『そうなんですか…』
和
「これが大野さん、J、でこれが…
…あ、CM終わっちゃった(笑)」
『ジェエ?』
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身振り手振り交えて
Aの気を引こうと珍しくベラベラと喋った。
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翔
「松本潤、だからJ」
『あ、潤のJですか』
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すかさず説明に入った翔さんは
納得したAに優しい笑みを向けた。
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美翔 - ゆいたすさん» 号泣だわww人目もはばからず(T_T) (2014年6月19日 20時) (
レス) id: d7d56eaac3 (このIDを非表示/違反報告)
ゆいたす - 美翔さん» うん苦笑 優勝できたら泣くわ笑 (2014年6月19日 19時) (レス) id: 5a1dbda486 (このIDを非表示/違反報告)
美翔 - 体育祭の練習お疲れさんっ!!色々ありましたなぁ…汗あと、ちょっと、がんばろぉ〜 (2014年6月19日 18時) (レス) id: d7d56eaac3 (このIDを非表示/違反報告)
ゆいたす - 美翔さん» え、それは‥1番乗りでやったわ(ドヤ (2014年6月18日 22時) (レス) id: 5a1dbda486 (このIDを非表示/違反報告)
美翔 - ゆいたす…字の感想はええねんwwとりま、コメありがと(=^・^=)評価もよろ〜 (2014年6月18日 16時) (レス) id: d7d56eaac3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：美翔 | 作者ホームページ：http://bokuradakeniwakaruyouna合図//mika
作成日時：2014年6月17日 17時
