１８ ページ18
.
やばい 、言葉 まちがえた ！
なんて思っても あとの祭り 。
私の 頬はどんどん 赤くなって
電気くんすら 一瞬 びっくりしたように固まった
「 え 、俺のこと … なんて ！？ 」
『 いや 、だから … って 聞いてたでしょ ！ 』
「 俺耳遠いもーん 聞こえねえから … 」
「 もっかい ！ 」
クワっと テーブル越しに 身を乗り出して
聞いてくる 電気くん 。
… んな 、言えるわけないじゃんか ！！
なのに にこにこしながら 聞いてくる 。
「 俺のことが 、なんだって ？ 」
『 …… 嫌い 』
「 うそだ ！ 好きって言った！！！ 」
『 聞こえてるじゃん 』
「 あ 」
そんな彼に 思わず くすっと 笑った
すると 電気くんは 面白くなさそうに むくれる 。
そんな可愛い顔されても 、二度と言えない
好き 、とか ！！！
「 えー でも Aちゃんの 口から聞きてーもん
じゃなきゃ 勉強できねー ぶーぶー 」
な …
なんちゅう 意地悪 。
拗ねた子供のように おちゃらける 電気くんに
思わず 頭を かかえてしまう 。
そんなの アリですか … ？
ちらっと 彼を見れば 期待の眼差し 。
『 … ずるい 』
「 お願い Aちゃん 」
語尾 に ハートでもついた ような 言い方だ 、はあ
『 で 、電気くんは …… すき … 』
思い切って 、でも 蚊の鳴くような声 で
目を瞑りながら そう言えば 。
電気くんからの 返答が返ってこずに
パッと前を向く 。
唇を ぎゅっと結んで
何かを噛みしめるようや表情の彼 、
…… 照れてくれてるの ？ か ？
いや恥ずかしいから 、なんか言って ！？
「 … やば 、めちゃくちゃ かわい 」
そう言って 電気くんは 手の甲 を
口に当てて 顔を隠した 。
.
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 444人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「ヒロアカ」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
みぃる - 上鳴くんかわいすぎかぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!!!!!!! (2018年11月29日 16時) (
レス) id: 66579fa10d (このIDを非表示/違反報告)
音無咲夜(プロフ) - と、尊い！！ (2018年10月28日 11時) (レス) id: 30a0c9ffdb (このIDを非表示/違反報告)
しお(プロフ) - サイダーさん» ええありがとうございます（ ; ; ）勝己くんがいい味出して引き立ててます隠し味です（笑） (2018年10月21日 23時) (レス) id: 8d6aa9a1a2 (このIDを非表示/違反報告)
しお(プロフ) - りべんかさん» めちゃくちゃ嬉しいです！気取らないところが一番きゅーんってなりますよね！ありがとうございます！！！ (2018年10月21日 23時) (レス) id: 8d6aa9a1a2 (このIDを非表示/違反報告)
しお(プロフ) - もちづき@タピオカ中毒さん» その言葉で本当に頑張れます！！！最高の上鳴くんお届けいたします（笑） (2018年10月21日 23時) (レス) id: 8d6aa9a1a2 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：しお x他1人 | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/personal.php?t=pan1224o8
作成日時：2018年10月14日 0時
