Wプリンセス【御子柴実琴】

体育祭2 ページ33

私「というか先輩、私なんかで大丈夫なんですか！？」

御子柴「ん？何がだ？」

私「いや、だって、私運動音痴ですし、先輩との身長も足の長さも違いますし、絶対に不利だと思うんですけど！」


御子柴「そんなん気にしてんのか？いざとなったら俺がお前の王子様になってお城まで運んでやるよ(ｷﾗｯ」

私「我が王子…貴方の足手まといになるなど私には耐え難い…どうか共にこの大地を歩ませてください！」


御子柴「とっとりあえず最初は網くぐりだ！////」




赤面する先輩

青崎 Awin！



網くぐり
身軽な私はスイスイとくぐり抜ける
先輩は不器用なのか網に引っかかりまくる

二人三脚
身長差と足の長さの違いのせいで小股でちまちまと進む
周囲からの応援がなぜか熱かった

縄跳び
先輩の向かいに私が立ち、先輩に縄を回してもらって跳んだ
失敗して先輩とぶつかるだけで先輩が過剰反応したせいで他のチームに遅れをとる


その結果………見事にビリだった

最後の方は他の軍からも応援が飛び交い、みんなに笑われただけ…

さすがの私も恥ずかしくなり、ヤケクソになってゴールした


御子柴「………ビリだったな」

私「………そうですね」

私はぷいっと先輩と目を合わせずに言った


御子柴「悪い、出たくなかったのに誘っちまって」

私「そうじゃありません！」


御子柴「じゃあなんで怒って…」

私「怒ってません！」

御子柴「ならなんでそんなに不機嫌なんだよ？」


私「それは……………」




………………………




私「それは………もっとかわいく産まれたかったからですよ！！！！」


御子柴「は…はぁ？」

私「先輩は気づいていなかったんですか！？あの女の子たちの声援に！？」

御子柴「ま…まあ気づいてたけど」

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