Wプリンセス【御子柴実琴】

テスト勉強4 ページ11

帰り道



私「私、いつくらいから寝ちゃってました？」

御子柴「そうだなぁー、始めて20分後くらいだな」

私「そんなに早くから…うわぁ」

御子柴「疲れてたのか？」

私「まあ、そうですね。昨日は眠れなくって…」

御子柴「テスト前だもんな」

私「いや、違いますよ！先輩との勉強が楽しみすぎて眠れなかったんです！それなのに私寝ちゃって……あぁもう！！」

御子柴「バ………バカか！お前！ちゃんと寝ないと身体によくないだろっ！///」

私「そういう先輩だって寝てたじゃないですか、夜更かししてたんじゃないですか？」

御子柴「俺だってお前と遊べるの楽しみにしてたんだぜ☆ｷﾗｯ」

私「………本当に？」

御子柴「ほ…本当だよ！疑うなよ！バカ！///」


先輩は語彙が少ない
『子羊ちゃん』と『バカ』しか言えないみたい

でも語彙が増えて口が達者になっちゃったら今みたいに照れなくなっちゃいそうだし、これくらいで丁度いいよね


私「ほんとに私との勉強楽しみだったんですか？」

私は少し不敵な笑みで聞いた

御子柴「嘘なわけねぇだろ！///」


嬉しい
楽しみにしてたのは私だけだと思っていたのに…


私「先輩、ちょっとしゃがんでください」

御子柴「こ…こうか？」

私の指示通り先輩は膝を少し曲げた
私は先輩の頭に手を乗せ優しく撫でた

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