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「≪お前達一族のせいじゃないだと…!?一体誰のせいで俺がこんな姿になっていると思っているんだ!!≫」
私達の空気を壊すように咆哮をあげた彼の瞳には人の姿の時と変わらず、溢れんばかりの涙が流れていた。
「≪お前は知らないだろう!俺がどんな思いでこの姿を受け入れたのか…!こんな腕じゃ愛する人を抱き締めることすらできない絶望も…!!妹を拒み傷付けたお前も、呪われた一族の女も、全て俺が消してやる…!!≫」
このレストランの屋根を吹き飛ばすかのように彼は吼え、風圧が再び私達を襲う。兄者さんは奥歯を噛み締めながらそれを堪えていると、暴風の中私達に聞こえる様に大きな声で叫んだ。
「お前等は逃げろ!あいつの目的はお前等だ!俺達がここで時間稼ぐから早く行け!!」
「テラスのドアから行け!その間くらいなら注意も引ける!!」
風圧で勢いよく飛んでくる伝票や小さな小物などから守る様に顔を隠すおついちさんに弟者くんは「でも、」と食いついた。けれどそれは2人の悪戯っ子の様な笑顔に先の言葉を噤む。
「俺達はこんなとこで死にゃしねぇよ!!」
「おじさんだからって甞めないでほしいね!」
まるで太陽のように笑う2人が眩しくて私は思わず目を細めた。そして根拠のない「大丈夫」という言葉が心の深くにすとんと落ちる。それは弟者くんも同じだったようで私の手を掴むと強い瞳で真っ直ぐと私を見つめた。
「行こう!」
「うん!」
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鳥(プロフ) - 美樹さん» 初めまして、美樹さま。ご報告ありがとうございます!こちらの確認ミスでフラグがついたままの公開になっておりました。大変申し訳ございません。以後このような事が再発しないようしっかりと気を引き締めて活動させて頂きたいと思います!ご報告ありがとうございました (2018年2月23日 10時) (レス) id: f59bcff184 (このIDを非表示/違反報告)
美樹(プロフ) - 実在する人物が登場しますので、オリジナルフラグを外して頂けませんか?このままでは違反報告の対象です。 (2018年2月23日 10時) (レス) id: e536c968fe (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:Ms.Flamingo | 作成日時:2018年2月22日 22時