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「最高だったよ。」
「え…？」
「�爐匹Α�初めて金で男を買った気分は。″」
「え、あっ…」
「聞いたよね、あのとき。
そういえば、答えてなかったなぁと思って。」
「…ごめん。改めて聞くと、我ながら嫌味で嫌になるな…。」
「あはは！気付くの遅っ！
でも私ね、本当に楽しかった。
東京に来てから、1番楽しい時間だった。
だからこそ、悲しくなっちゃったの。」
「…どういうこと？」
「……運命の一目惚れをした相手は、決して私だけのものにならないって事実が、悲しくて悲しくて仕方なかった。それは学校で友達になって、北斗が家に入り浸るようになっても変わらなかった。
…だからイメチェンして、新しい出会いで寂しさを埋めようとしたの。」
「えっ…」
切れ長の目がひとまわり大きく丸くなり、表面張力で泣くのを堪える私の目をまっすぐに捉える。
「…なのに、また北斗が来るんだもん。
もう仕方ないから、諦めて全部受け入れることにする。…その代わり、ひとつだけ約束して。」
「なに？」
「もう二度と、私のこと置いていかないで。
ひとりぼっちにしないで。それが守れるなら、あなたは私に触れていいよ。」
丸くなった目がさらに大きく見開かれたかと思うと、いきなりぐいっと腕を引かれ、そのまま広い胸の中に閉じ込められた。
「誓うよ。
絶対にひとりにしない。地獄まででも追いかけて行くから。」
「…まず第一に、私はなんで地獄に落ちる前提なんだろう。」
「こんな愚直で不器用な陰キャ男子を、まんまと誑かした罪じゃない？」
「よく言うよ！！！」
私の首元に埋めた高い鼻のあたりから、クスクスとイタズラっぽく笑う声が漏れ聞こえて来る。
けれどふざけた態度に反して折れそうなほど強く私の腰を抱き寄せる腕は、まるで「二度と離さない」と、懸命に訴えているかのように思えた。
弱い私と、弱い北斗。
誰もいない夜。
星の無い夜空。
それでも、私たちはひとりじゃない。
お互い潤んだ目を合わせたあと、恐る恐る冷えた唇を重ね合わせる。
�爐官錣法�乾杯。″
あのときの柔らかな声がまるで流れ星のように、北斗の香りで満たされた頭の中を、何度も何度も駆け抜けて行った。
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マヨ(プロフ) - YUUKIさん» わーぉ、ありがとうございます！！お気に入りのシーンはじゅったんとの公園ネイルです！（北斗わい）楽しんでもらえて嬉しいですーーー！！ (6月22日 9時) (
レス) id: 99f2c21ac8 (このIDを非表示/違反報告)
YUUKI(プロフ) - 今日全部読ませていただきましたが、めちゃくちゃ面白かったです！！ (6月21日 22時) (レス) @page50 id: 856434f156 (このIDを非表示/違反報告)
マヨ(プロフ) - まゆみんさん» ホントそれですねwwwいじけ虫ほっくんです！ (6月15日 21時) (レス) id: 99f2c21ac8 (このIDを非表示/違反報告)
まゆみん(プロフ) - 隣を取られたみたいで逃げましたね…笑 (6月15日 12時) (レス) id: 234c3a248a (このIDを非表示/違反報告)
マヨ(プロフ) - ミエさん» 初めまして！うわ〜ありがとうございます！「心鷲掴み」なんてめちゃくちゃ嬉しいです！いじけほっくんは置いておいて、しばらくじゅったんと青春する予定です、よろしく！（また松村担に怒られるヤツ） (6月15日 6時) (レス) id: 99f2c21ac8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：マヨ
| 作成日時：2023年6月9日 0時
