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「…きょも、あんな顔して負けず嫌いだからなぁー。
俺はともかく、北斗には絶対バレんなよ？
ぜってぇめんどくせーから。」
「…黙っててくれるの？」
「ん？
あー…だって、言ってもしょうがねぇじゃん。
それ以上のことは、されてないんでしょ？」
「あ、うん……。」
「あ、別に口止めのために何かしろって言う気も無いよ。さっきのは冗談！
ちゃんと家まで送る。
俺、北斗みたいに紳士じゃねーからさ。
ホテル行って何もしないとか、悪いけど絶対無理！」
こんなときでも笑い話にして流してくれようとする田中くんは、きっと本当は誰よりも紳士なんだろうと思う。
けどよかった…
本当に勝手だとは思うけど、正直ホッとしている自分がいた。
「あ、あのさ…ずっと気になってたんだけど、この服、いくらだった？
ごめんね、ちゃんと返すから…」
コートから下着、今にも転びそうなピンヒールに至るまで、ほぼフル装備で用意してくれた洋服は、きっとそれなりの金額がかかったはずだ。
自分でバイトして、いつかの合格のために貯金している田中くんに払わせるわけには行かない。
「いやいや、そんなん女の子から金貰えねぇわ！！
そもそも俺の好みだし。
それに一回買っちゃえば、あと何回着てもタダなんだから、実質タダじゃん？？」
「いや、何その理屈！？！？」
「ってのは冗談でぇ…アパレルの女の子と靴屋の女の子と下着メーカー勤務のお姉さんから余ってるサンプル品譲ってもらって来たから、マジで気にしないでオッケー。」
ぇえっ…
京本くんから連絡もらったその足で、女の人のところ3件も回って来たの…？？
そして、全身一式があっさり調達できる人脈よ…
恐ろしい…
「カッコいいお兄ちゃんからのクリスマスプレゼントってことで、たまには着てね！
そんで、大学受かったらその格好でちゃんとデートしよ！北斗には内緒で！」
にっこりと笑いかけられて、嫌とは言えない自分がいた。
ああ、ホントにこんなお兄ちゃんがいたらいいのにな。
そしたらきっとあの時だって
�牴搬欧瓦辰魁蹐傍鐓貊蠅鮓�出せない私に、誰よりも早く気づいて
その細い腕を、差し伸べてくれたかもしれないのに。
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マヨ(プロフ) - あいりさん» こちらこそ、ありがとうございました！じゅったんカッコよく書けていたならよかったです(^^)モテない女がモテる男を書くのは大変でした…( ；´Д｀) (2022年2月20日 0時) (
レス) id: e79016e87d (このIDを非表示/違反報告)
あいり(プロフ) - マヨさん» ありがとうございます！読ませていただきました！やっぱり樹がかっこよすぎました🥹 (2022年2月19日 17時) (レス) id: 87926ffd93 (このIDを非表示/違反報告)
マヨ(プロフ) - あいりさん» ありがとうございます(^^)パス開けました〜！ (2022年2月19日 10時) (レス) id: e79016e87d (このIDを非表示/違反報告)
あいり(プロフ) - 俺の可愛い妹で、俺らの大切なお姫様。にやられました😇パス教えて下さい🙇♀ (2022年2月19日 1時) (レス) id: 87926ffd93 (このIDを非表示/違反報告)
マヨ(プロフ) - 澪さん» お待たせ！！じゅったんとのデート書きました！！パスかけてあるから、読みたくなったら言ってくださーい！！ (2022年2月18日 22時) (レス) id: e79016e87d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：マヨ
| 作成日時：2021年12月2日 1時
