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「べ、勉強忙しいのは分かるけど、せっかくのクリスマスだし、ちょっとぐらい会おうよ！！」
「…アイツらと？
そんなんどーせ、闇鍋しながらエログッズ品評会とか、大事な時期にまたそーゆー下らない…」
「ち、違う、私と！」
電話の向こうの声が、途端にシーンと静かになった。
「みんなでじゃなくて、私と松村くんで！！
1日ぐらいいいでしょ！！24日、待ってるから！！」
途端に恥ずかしくなって、一方的に言い放ったあと勢いよく通話を終了して、そのまま森本くんの厚い胸元へスマホを押し付ける。
スマホを受け取った森本くんは真っ赤な私を見て、「よくできました！」と眉を下げて笑った。
「…勝手に切っちゃった。」
「いーっしょ、別に。
どーせまたスマホ持ったままフリーズしてんだろーし。」
ああ、確かに…。
「…プレゼント、何にすればいいんだろう…」
「ノーパッケージのAちゃんにリボン巻いておけば、オールオッケーじゃね？？」
「死ぬほど冷ややかな目で蔑まれて終わりそう。」
「そう見えても裏では鼻血出すって、絶対。
アイツむっつりだもん。」
「……それ、あんまり聞きたくなかったなぁ…」
ブツブツ言っているうちに駅に着き、ちょうど滑り込んで来た電車に乗った森本くんにヒラヒラと手を振る。
電車の中に、全力でこちらに手を振り返してくれている大柄な金髪の不審者が見えて、思わず噴き出してしまった。
ありがとう森本くん。
あなたが一足早くくれたクリスマスプレゼント
絶対に、大切にするからね。
自然と笑みの溢れる帰り道。
空に浮かぶ細い三日月はまるで
いつも森本くんの耳元で揺れている、丸いフープピアスみたいに見えた。
【next...Hokuto.M】
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「Figure」本編、700票ありがとうございます！
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マヨ(プロフ) - あいりさん» こちらこそ、ありがとうございました！じゅったんカッコよく書けていたならよかったです(^^)モテない女がモテる男を書くのは大変でした…( ；´Д｀) (2022年2月20日 0時) (
レス) id: e79016e87d (このIDを非表示/違反報告)
あいり(プロフ) - マヨさん» ありがとうございます！読ませていただきました！やっぱり樹がかっこよすぎました🥹 (2022年2月19日 17時) (レス) id: 87926ffd93 (このIDを非表示/違反報告)
マヨ(プロフ) - あいりさん» ありがとうございます(^^)パス開けました〜！ (2022年2月19日 10時) (レス) id: e79016e87d (このIDを非表示/違反報告)
あいり(プロフ) - 俺の可愛い妹で、俺らの大切なお姫様。にやられました😇パス教えて下さい🙇♀ (2022年2月19日 1時) (レス) id: 87926ffd93 (このIDを非表示/違反報告)
マヨ(プロフ) - 澪さん» お待たせ！！じゅったんとのデート書きました！！パスかけてあるから、読みたくなったら言ってくださーい！！ (2022年2月18日 22時) (レス) id: e79016e87d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：マヨ
| 作成日時：2021年12月2日 1時
