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「だからさ、すげーびっくりしたんだ。
アイツが、昼休みに自分からわざわざ会いに行ってる女の子がいるって知って。
…ホントに、すげーびっくりした。」
「なんでだったのかは、私にも分からないで…あ、分からない…けど。
でも最初は、ホントにただ図書室に来てただけだったんだと思う。そこにたまたま私がいたから、暇つぶしの話し相手にしてただけじゃないかな…」
「それでもスゲーよ。
アイツ俺ら以外とは、必要最低限の会話以外ほとんどしゃべろうとしねぇもん。
…だから、珍しく自分から手を伸ばしてんじゃねーかな、と思って。」
「手を？」
「そう。
俺らとはできない会話をAちゃんとしたいって、北斗が自分からそう思ったんなら、ガチですげー珍しいのよ。
けどそれでびっくりしていつもの悪ノリで囃し立てちゃって、アイツ図書室行かなくなっちゃったじゃん？
…だからもしよかったら、Aちゃんから、また北斗に話しかけてやってくんないかな…って。」
「私から？」
「アイツ、あんな性格だからさ。
多分、もう意地でも図書室行かねぇと思うんだわ。」
…それは、なんか分かる。
とは言え田中くんたちに「行けば？」って言われたら、更に行かなくなりそう。
あまのじゃくと言うか何と言うか…まぁ、そんな感じ。
「でも、用事無いよ。」
「相変わらず塩！」
田中くんが大きな口を開けて笑う。
サラサラした銀髪の間の耳元で、金色のピアスがチラチラと揺れているのが見えた。
「ま、�爐�はよう″でも�狡柑劼匹Α�″でも�犧Ｅ戰如璽箸靴覆ぁ�″でも、何でもいいよ！
内容は任せる！俺らとは違う話、してんでしょ？」
例文が、もう陽キャなんだよなぁ…
なんてブツブツ言いながらも、なぜか私ははっきりと拒否することができなかった。
愛を欲してるのに、決してそれを受け取らない松村くん。
彼があの薄暗い図書室で探していたのは、一体なんだったんだろうか。
今更ながら湧いて来た単純過ぎる疑問は、偏屈な彼に話しかける理由になるだろうか。
別に、無視されたっていいし。
そんな軽い調子でタイミングを伺っていた私が、当の松村くんと顔を合わせたのは
梅雨に入る直前、肌寒い6月の保健室だった。
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マヨ(プロフ) - さくぱんさん» こちらも見つけて頂いてありがとうございます！新しいアカウントから出したのになぜか盛大にバレて、「自軍のところへ帰還せよ！」と退却命令が出ておりますwwけどSixTONES書くのはめちゃくちゃ楽しかったです！またいつか🖤 (2021年11月30日 12時) (
レス) id: e79016e87d (このIDを非表示/違反報告)
さくぱん - はじめまして！！いや、コメントするのはじめまして！ですね！以前から作品読んでいて、終盤あたりでもしや…と思っておりました。笑ストも大好きなのでこれからも作品をたくさん書いてくださるとうれしいです！！ (2021年11月30日 1時) (レス) id: b8a0776987 (このIDを非表示/違反報告)
マヨ(プロフ) - あわたん☆さん» 探さなくてイイヨーーー！！！せっかく久しぶりに穏やかなコメント欄なんだからさぁぁあーーー！！！松村氏の描写に自信がない分、伏線や起承転結をがっつり組んだんでね…（技巧で底上げ）（コスい）ニノのおてては、嵐オタの中では標準装備！！ (2021年11月25日 10時) (レス) id: e79016e87d (このIDを非表示/違反報告)
マヨ(プロフ) - Hano.さん» ハムレット読了済の方に読んで頂けて感無量です！ストさんを書くのは初めてだったので、楽しんでもらえたようで安心しました(^^)次回作は未定ですが、予想外にたくさんの評価を頂けたので、何らかの形でお礼ができればなぁ…とは思ってます(^_^;) (2021年11月25日 10時) (レス) id: e79016e87d (このIDを非表示/違反報告)
あわたん☆(プロフ) - 探しましたよ笑笑 何読ませていただいても流石だなぁ、って思っちゃいます。ストさん余り知らないんですけど面白かったです！そしてクリームパンみたいな手。。。これもヒントになっちゃいましたよw (2021年11月24日 23時) (レス) @page41 id: d7570b0e16 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：マヨ
| 作成日時：2021年11月14日 21時
