みんなと一緒に ６

病気の原因 ページ26

ナ「ねぇ。Aちゃん」


ア「ちょっといいか？」


A「はい…？」


ア「実はトウマの病気には妖怪が関わってるかも知れないんだ」


A「…何となく予想はしてました」




あの妖気…それに聞こえた３つの鼓動……




ア「とりあえず妖魔レーダーで見てみよう」




でも、反応はなかった



ケ「ダメじゃん…」(･_･;


ア「ただ１つ確かなのは『単純に妖怪に取り憑かれてる訳ではなさそう』って事だな」


ナ「確かに。妖怪が見えてないもんね」


ア「という事はだよ。もしかしたらトウマの体の中で大変な事が起こってるのかもしれない」


ケ「大変な事？！」


ア「体の中に住み着いた虫のような妖怪が密かに成長して外に出ようとしているとか！」


ケ「ムムムムッ！ムムムムッ？！」Σ(ﾟдﾟlll)


ア「それとも！トウマの体から出てくるオーラに引き寄せられて，人喰い妖怪たちが群がってくるとか！」


ケ「あ、ありありあり，あり得ないし！チョーあり得な…(A『辞めてくださいよ！』ヒッ？！」:(；ﾞﾟ'ωﾟ'):


ナ「ってか友達が弱ってるときにいう冗談じゃないわよ！」


ア「悪い…いつもの癖で……」







，




『うわぁ？！』



病室の外から悲鳴が聞こえた



ケ「ヒッ？！」


ア「まさか本当に妖怪が出たのか？！」




みんなは外に出た



私は兄さんの手を握ったまま動かずにいた

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