みんなと一緒に ６

20話 幻の0番スクリーン ページ1

ナ「暑っい〜」


ト「エアコン直らないの？」


ア「この時期は電気屋さん忙しいんだってさ…」


A「辛いですね…」



ガラ…



アヤ「あらら…みんなダレてるね」


ア「全くだ。この程度の暑さでだらしないぞ君達」( ͡° ͜ʖ ͡°)



さっきまでお腹出して寝転んでたのに…いつのまにかイスに座ってる…



アヤ「でも、夏だし仕方ないよね」


ア「ですよね！」


ナ「おい…」


アヤ「それよりコレ見て！」


A「映画のチケットですか？」


アヤ「みんなで行かない？」


ナ「行く行く！」


ア「いいねぇ！映画館なら涼しいし！！」



「この程度の暑さ」って言ってたの誰でしたっけ…？



アヤ「Aちゃんは私の隣の席でね！！」


A「あ…はい」



決められた…



ア「くぅ〜…羨ましい…そ、そうだ！確か映画館に関する怪奇案件が…」


ナ「幻の0番スクリーン？」


ア「嗚呼。ショッピングモールにあるシネコンのスクリーンって1番からいっぱいあるだろ？その中にある筈のない “0番スクリーン” が現れるんだって」



証言では『友達が見つけて入ろうとしたところを止めた』

『知り合いが入ったみたいだけどその後どうなったのかは知らない』らしい







A「怖い…」ボソ…


ト「え？…Aが『怖い』って言うなんて…」


ナ「ダメなら辞めてもいいんだよ？」


A「行けます。大丈夫ですよ」





今までそんな事言わなかったのにな…

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