見える者 漆

そばに居てあげて ページ1

A「何処かな？……居た。洞潔」


島「A様？どうなされました？」


A「これ，バレンタインのチョコ」


島「私に？」


A「ええ」


島「ありがとうございます」


A「酒呑童子と一緒じゃ無かったのね」


島「ええ。今，私は空亡ウイルスを追っています」


A「手下が頑張ってるのに彼は…」


島「気にしないでください。私が勝手にやっているので」


A「優しいのね。彼も見習って欲しいわ」


島「酒呑童子様は貴方には優しくしてるつもりなのですが…」(汗)


A「他の人にはしないでしょ？
それに彼，ナツメの前では冷静さが無くなってるし…」


島「それは一理あります…」


A「フッ…。まぁでも，あの子は『頭がきれて，何事にも一生懸命にやる』っていう長所がある」微笑


島「さすが長い付き合いですね」


A「洞潔，これからも彼のそばに居てあげて」


島「はい！」


A「それじゃあ」



洞潔は酒呑童子に命を捧げる覚悟がある



A「酒呑童子も大切に思われてるんだな」

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