当ててみなよ､探偵さん【名探偵コナン】 (ページ32)

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狩りページ32

ある夜

‘’ミステリートレイン?
ベルツリー急行か､あんな目立つふざけた列車にシェリーが乗るとは思えんが”

電話口から聞こえる男の声

｢あら､だからそこ敢えてのチョイスなんじゃない?
あの列車は完全個室､私たちの目を盗んで関東から脱出するには最高の移動手段だと思うけど?｣

‘’だが信じられんな｡シェリーが群馬の山奥に隠れ住んでいたとは”

｢その情報を入手したバーボンも同意見よ｡
彼女が偶然接触した第三者にそう言っていただけだから確度は低いと

でもシェリーがその列車に乗るのなら狩場としては最適だと思わない?｣

‘’あぁ､途中下車さえ阻めば走る鋼の牢獄だ｡
鹿狩の如く恐怖で追い立ててやれば自ら銃口にその身を晒すだろうよ”

｢わざわざ貴方に情報をリークした理由分かるわよね?｣

‘’その鉄のヘリが巣穴に戻るまで手は出すなってことだろ?
まぁ久しぶりにお前の口からシェリーの名が聞けて嬉しいぜ｡
女同士､妙な仏心が出たんだと案じてたんでな”

｢ｱﾊﾊﾊ_!バカね｡私を誰だと思ってるの?
とにかく狩りが終わったらまた連絡するわ｣

‘’あぁ”

｢...｣

__分かったわ...私の負けよ､シェリーは諦めてあげる__

｢(でもね､やるのは私じゃなくてバーボン
彼女だけはこの世に生きちゃいけないの｡
悪く思わないでよね?

シルバーブレットくん)｣

街明かりが輝く景色を窓から眺めていた