元気ない ページ29
これから買い物行くのにこんな疲れてて大丈夫か...私
『今日なにするか決めてなかった』
道のりかなりあったのに店内入って思い出すか普通...
手抜きは嫌だし、ホントにどうしようか
「おや?また会いましたね」
『..す,ばる..さん?』
「覚えてくれてたんですね。嬉しい」
本当にそう思ってるのかこの人
「買い物ですか?」
『まぁ』
「警察の仕事で大変なのに料理まで」
『....レトルト買うって考えないんですか?』
「さっきなにするか決めてなかったと言ってたのが聞こえまして」
だったら買い物ですか?なんて聞かないでよ..
『手抜きは嫌なので』
「素晴らしい。素敵なレディになれますよ」
もう20歳だからレディだとは思うんですけど
『さよなら』
「あ,良かったらうちで夕食にしませんか?」
『結構です』
ナンパは辞めなよ
真面目そうな顔してんのに
スーパーを出るまで緊張しっぱなしだった
やっぱりあの人苦手...
pururu,purururu
『電話?__ハァ...』
仕方なく出てやるか
出るまでかけてくるだろうけどさ
‘’Hello”
『何の用?』
‘’いつも通りさ。話そうよ”
『いや』
‘’元気ないね”
『あんたの電話で余計ね』
‘’酷いな。元々はあの色黒のせいだろ?”
こいつはまた私の周りを
『....なんで知ってる?』
‘’それはいつも君を見てるから”
『キモイ、何年このやり取りしてんの』
‘’んー、6年くらい?”
『普通に答えなくていい』
‘’__ねぇ、いつになったらコッチに来てくれる?”
『行かない』
‘’ずっと待ってるのに”
『来るはずもない人を待ち続けるなんて物語の中だけにしてよ』
‘’冷たいな。この前盗聴器が仕掛けられてたこと教えてあげたのに”
『あ〜あ、どうも』
‘’もう....あ、そうそうコッチも久々にプランが出来たよ”
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作者名:地炎 美羅 | 作成日時:2020年6月29日 9時