重ねてる ページ24
『家この辺なの?』
「えぇ」
『....あれ?誰か道に』
うちの近く....いや前に腕を組んだ工藤くんがいた
「降ろして」
『OK』
車から降りると博士が私の名前を呼んだ
「哀くん、どこに行っとったんじゃ!?」
「ちょっと散歩」
「ちょっとじゃねぇだろ!今何時だと思ってんだ!!」
横から工藤くんが叫びできたから耳を塞いだ
うるさいんだからもう...
『それはこっちのセリフなんだけどな。コナンくん』
「__!?Aさん..な,なんで」
「送ってもらったのよ」
「はっ!?」
『で、なんでコナンくんがここに居るのかな?探偵事務所からここまで歩いてきたの?』
「あ,いや...その」
『今度は君を送らなきゃね』
「き,今日は博士の家に泊まってるんだ!ね?博士」
「そ、そう!儂が考えたゲームにハマってしまってのぉ〜!」
『...ふーん』
「じゃあ、おやすみなさい。送ってくれてありがとう」
『いいえ、おやすみ』
「おい灰原!どういう事だよ!!?」
「ちょっと声のボリューム下げて。近所迷惑」
「あのな!この間話しただろ!?あの人が俺のこと探ってるって!」
【貴方の調査ですって!?】
【嗚呼、誰かに命令されてたっぽい】
【でも、組織は私の幼い時の顔を知ってるのよ。あの距離で話したらもう私がシェリーだと気付いてるんじゃ】
【幼い時のねぇ〜 】
【なによ】
【別に...】
【とにかくこれ以上探るのは辞めなさい。
貴方のことを調べるんだったらここにも来るだろうし、深く関わると貴方が工藤新一だとバレる可能性だってあるんだから】
「ってお前が言ってたじゃねぇか!」
「さっきはたまたま会ったのよ。それに彼女から何も感じなかったわ」
「だからってな!」
「私、あの人を
自分と重ねているようで、自分でもよく分からない」
「は?」
「彼女...何かに怯えてるように見えるわ」
「...」
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作者名:地炎 美羅 | 作成日時:2020年6月29日 9時