世話になってる ページ16
ﾛｰ｢これだけか｣
A｢そうだね｡後は私の買い物だから先に((ﾛｰ『着いてく』...そう｣
ﾛｰ｢で､どこの店入んだよ｣
A｢雑貨屋かな?あそこの｣
入ったのはいいが長さ,素材の違いで大きく変わる為､どれにすればいいのか分からない
A｢...｣
ﾛｰ｢......ぁ｣
A｢ﾊｧ〜...分かんないや｡ローもう帰ろ_って何やってるの?｣
何か買ってる?
ﾛｰ｢外に出ようぜ｣
A｢うん｣
近くのベンチに座るとローが何かしだした
A｢さっきから何やってるの?｣
ﾛｰ｢....これでよし｣
聞いてないし...
ﾛｰ｢ほら､コレ｣
A｢ぇ｣
長めの桜色のリボンを渡された
A｢両端に蝶のビーズ?｣
何故?と思いながらビーズを左右に動かすと
A｢色が...変わった?｣
ﾛｰ｢そういうやつあるだろ?角度で変色するやつ｣
A｢どうして?｣
ﾛｰ｢その､お前には世話になってるから..///｣
A｢ありがとう....でも､ごめん｣
ﾛｰ｢あ?｣
A｢私､髪結んだことない｣
ﾛｰ｢んだそりゃ..じゃあ貸せ｣
A｢え?｣
ローは私の前に立ち､髪をいじり始めた
ﾛｰ｢これでいいだろ｣
A｢...えっと｣
後ろ髪を全部左に流し､結んだ
ﾛｰ｢サイドテールって言うらしい｡俺も初めてやった｣
A｢にしては器用だね｣
ﾛｰ｢妹の髪､よく結んでた｡あいつは2つに分けてたけど｣
A｢そっか､ありがとう..///｣
ﾛｰ｢ｯ!?....なんだお前ちゃんと｣
A｢ん?｣
ﾛｰ｢笑えるんだな｣
A｢ぇ､笑ってた?｣
ﾛｰ｢嗚呼｣
無意識に顔が緩むのは久しぶりだった
ﾛｰ｢帰るぞ｣
A｢うん｣
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作者名：地炎 美羅 x他1人 | 作成日時：2020年2月13日 17時
