BIOHAZARD＿second coming＿ (ページ43)

今日:8 hit、昨日:0 hit、合計:3,744 hit

41話囮ページ43

朝輝side

俺は恐ろしさのあまり持っていた荷物を落としてしまった

階段の上にいたヤツ、それはこの世とは思えない形をしていた。体の至るところに人間のパーツがくっついたおぞましい感染者。

いや、感染者と言うよりは変異体。元は一体誰だったのか、考えるだけでも恐ろしい程だった。

こんなものあいつらの元に行かせたら･･･！

松本「っ、朝輝！」

松本先生は俺にあるものを投げ渡した。

朝輝「こ、これっ！」

松本「お前は職員室に行け！こいつは俺と誠二が引きつける！」

朝輝「そんな！俺も手伝います！」

吉本「ここは俺らに任せろ！早く行け！」

朝輝「そんな！」

松本「朝輝っ！」

朝輝「っ！」

松本「莉音の事、頼んだぞ･･･！」

朝輝「先生･･･！」

松本「早く行けっ！」

朝輝「･･･くっそぉぉぉ！！！」

俺は何も言えずその場から逃げた。弱虫だ。だから俺はアイツを越すことが出来なかったんだ。

･･･今はそんなことどうでもいいっ！早くあいつらに伝えないと！！