BIOHAZARD＿second coming＿ (ページ39)

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37話危険を察知ページ39

蒼昊side

花山「う〜ん。2人とも大丈夫かしら…」

蒼昊「2人とも大丈夫だと思いますよ。やばかったらやばいって電話来ると思いますし…それに朝輝も思うところがあって話し込んでるだろうから」

花山「ふぅん。」

莉音「無事だといいな…」

茜「大好きじゃん」

莉音「いや、2人ね？2人を心配してる今」

夏海「一番心配してるのは？」

莉音「1番とかない。どっちも心配」

茜「ん？なんか今揺れなかった？」

莉音「えっ？嘘、」

蒼昊「しっ！」

俺が口元に人差し指を当て、皆に黙るよう促す。

すると。

…ドン

……ドン

………ドン！

と、まるで巨人の足音のような音が聞こえる。

蒼昊(すぐ近くだ、なぜ気づかなかったんだ。)

莉音「みんな窓側の教員机の下に」(小声)

莉音の声で皆そろそろと動き出す。

蒼昊「…動けるか」ｺｿｯ

莉音「私は平気だから行って。」ｺｿｯ

蒼昊「俺はお前を任せられてる。人の心配するくらいなら黙って俺を信じろ」ｺｿｯ

莉音「…分かった」ｺｿｯ

蒼昊「…」

莉音「…」

花山「…」

茜「…」

優香「…」

万優「…」

夏海「…」

ドシッ、ドシッ、

(((((((扉の前にいる…！)))))))

？？「こっちだぜ、バケモノ！！」

蒼昊(どこかで聞いた声だ…。3階の階段から聞こえたのか？)

…ドシッドシッドシッ

蒼昊「…行ったみたいだ、油断できないけどな」

莉音「誰だったんだろ…」

優香「あの声は…」