14話 保健室へいざ参る ページ16
茜side
ちょっと疑問に思ったことを口にしてみる。
茜「ねぇ」
莉音「ん？」
茜「学校に残ってる人たち、気づいてると思う？」
莉音「気づいてないんじゃないかな…学校の敷地内に入ってきたのも、ウチらが見た限りさっきのやつだけだし」
ﾊｯと気づいたようにりおんぬが続けて言う。
莉音「今思い出したんだけど…ゲームのバイオ6に、めちゃ叫んで仲間呼ぶやついた気がする。そんなん出てきたらうちら終わったも同然じゃね」
夏海「うちらで倒すしか←」
莉音「バカ！相手本物だぞ！多分！」
なんか、なっつとりおんぬは中学の時バイオの映画の撮影があったらしい。
なんだそれ羨ましいぞ
夏海「とにかく、うーたん保健室でしょ？早く行こうぜ！」
莉音「なっつお前保健室の場所わかんねーだろ」
茜「うちらが先陣切って行くぜ」
＊
莉音「で、何事も無く保健室に辿り着いた訳だが」
茜「ここに来て事件発生」
夏海「こいつさっきのやつに噛まれてた奴だ」
保健室には誰もいなくて、ゾンビだけが取り残されていた。
莉音「…………うーたん、どこ…？」
信じられない、という虚無的な目。
茜「きっと逃げたんだよ…！」
莉音「だ、よね…まさかとは思うけどこいつにやられてたりしないよねっ」
向かってきたゾンビを蹴飛ばして、倒れたところに
頭にパイプを突き刺した。
りおんぬの制服に血飛沫が飛ぶ。
夏海「莉音？」
莉音「……………ゾンビなんか怖くねぇわ
私は優香を失う方がよっぽど怖ぇ」
茜「なんか小説っぽくなってきたぞ(ง ˙ω˙)ว」
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作者名：りおんぬ x他3人 | 作成日時：2018年7月17日 17時
