BIOHAZARD＿second coming＿ (ページ14)

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12話焦りと不思議とページ14

夏海side

茂みの影から血塗れの男をガン見する莉音とあっか。

まずい、この場所じゃ見つかるかもしれない

莉音に視線を送るとハッと気づいたように、うちとあっかの手を引いて

物音を立てずにその場から離脱した。

少し気になって後ろを見てみた。

男は、歩いてきた北高生に襲いかかっていた。

やっぱり、ゾンビだ。

間違いない。

電車の中でみたアレも、
ここに来る途中にみたアレも、
今ここでみたアレも

間違いなくゾンビだ。

でもなんで？

撮影は終わった。

もし続きがあって、また撮影してるなら監督から何か連絡が来るとかじゃないの？

莉音に手を引かれるまま、隅の方にある倉庫に隠れた。

莉音「とりあえず、整理しようか」

莉音が場を落ち着かせようとする時は内心焦ってる時だ。

長年一緒にいたから分かる。

茜「どうなってんの…」

夏海「まぁ、とにかくうちがここに来るまでの話を聞いてくれyo」

莉音「oh,その制服は目立つからとりあえずこれに着替えながら話してくれyo」

莉音の手には北高の制服。

茜「なんであんの？w」

莉音「男子のズボンもあるyo」

夏海「えっ意味深………」

莉音「まぁ気にせずwww早く着替えて説明してくれwww」