10話 友達 ページ12
優香「あれ、蒼昊じゃん。何してんの」
声のした方を向くと、呆れた顔でこちらを見ているクラスメイトの村山
蒼昊の後ろにも複数の人影が見えるがそこはあえて触れないでおこう
蒼昊「それはこっちのセリフだ。土下座しながら叫んで何してんだよ」
優香「夏バテして今まで寝込んでた」
「まじ？珍しいな、お前が夏バテなんて」
蒼昊の後ろにいた人影の一人、今度は莉音のクラスメイトの
優香「な。俺もびっくりしたよ
てか何しに来たのさ」
朝輝「あぁ、見ろよこれ」
朝輝が差し出した腕を見ると、よく映画でありそうな痛々しいひっかき傷ができていた
傷が深いのか血が垂れている
香月「あらやだ。どうしたのこれ」
朝輝「わかんね。まつじゅん先生に言われるまで気が付かなかったから」
松本「朝輝、敬語を使え。一応先生だぞ」
香月「一応って言ってるアンタも十分失礼だと思うけど？」
ため息を吐きながら、かづちゃんは朝輝の怪我の手当てをする。
ちなみにもう一人の人影は莉音のクラスの担任まつじゅん。まじめでノリがいい。
優香・松本「「あっ莉音の担任/友達の…
いつも莉音がお世話になってます」」
なぜか二人ともお辞儀をして挨拶。会う度こうなので、今じゃ恒例の儀式のようになってしまった。
蒼昊「てかさ、このおぞましい色したこれ何？飲み物？」
優香「かづちゃん特製栄養ドリンク。これ飲んだらすぐ回復したよ」
香月「飲む？」
蒼昊「遠慮しときます」
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作者名：りおんぬ x他3人 | 作成日時：2018年7月17日 17時
