びんとろシェアハウス！！

＊＊＊ ページ40

「さて、お集まりいただきありがとうございます。ちゃっちゃか作っていきましょう！」


正一「ちゃっちゃかちゃっちゃか〜！」


賢章「ちゃっちゃ……え待ってなにそれ？」



Aと正一に釣られてちゃっちゃか、と言いかけた賢章が呑み込み切れなかったようで疑問を零した。


え、とAが賢章を見た


Aが辺りを見回すが、誰もピンと来ている様子がない。そこでAはハタと思い至った。



「ちゃっちゃかってもしかして通じないんですか……？」

辺りの反応を見るに、どうやら正解だ。


かるてと「『ちゃっちゃか』単体では全然通じないけど、話しの流れとニュアンス的には『さっさと』みたいな意味？」


「大正解なんですけど……そうなんだ……通じないんですね……。」


花江「でもなんかさ……『ちゃっちゃか』って良くない？」

軽くカルチャーショックを受けているAに花江がニコニコと言った。


賢章「わかる！『ちゃ』の響きが続くとことかかわいいよね！」


じらい「単純にAちゃんが『ちゃっちゃか』って日常遣いしている事実がなんか分からんけど可愛くない？」



「あ〜〜〜ありがとうございます！パン作りましょう！」


ソワソワと話を聞いていたAだったが、花江が再び口を開きかけたところで耐えきれないように声を上げた。


先生「俺もなんか言っときゃよかったな……。」

「落ち着かないので言わなくてダイジョウブデス……。」


即答し居心地が悪そうにかぶりを振ると、顔を手であおぎ熱を逃がしたのちにエプロンのひもをきゅっと縛りなおした。


いちはち「まずは何からやればいいの？」





☆長らく更新が滞りすみません。明日明後日に出来たらもう少し更新したいと思っています。

いつの間にかお気に入り登録者数300↑と評価してくださった方も160↑で本当にありがとうございます！これだけ多くの方に楽しみにしていただけているのは純粋に嬉しいので、今後も今まで通りのシェアハウスの風景をお見せできたらと思います！

＊＊＊→←さつまいもパン

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す