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しるこはAとかるてっとの手によりシンプルなブラウンのシャツにカーキのニットセーター、ベージュのパンツという秋色の装いに様変わりしていた。
最後にゴールドの淵の細い丸型伊達眼鏡をかけさせ、しるこを目の前で一周させたAとかるてっとは無言でハイタッチを交わした。
しるこ「お、おお……。2人ともすごいあれじゃない?連携取れすぎじゃない?」
かるてと「たまには自分じゃない誰かを着せ替えるのも楽しくていいな。Aと相談するのも新鮮でいいし。」
「そうですね、前からしるこさんは着せ替えし甲斐がありそうだと思ってたので……かるてっとさんいつもお洒落だし私も楽しかったです。」
しるこ「俺を着せ替え人形にするのは終わったの〜?そろそろ行こうよ〜。」
しるこが呆れたようにあくびを一つ零した。
シェアハウスを出た3人は商店街を抜けると辺り一面が黄色く染まった公園にたどり着いた。
しるこ「う、ワ……。」
「黄色一色だ……。」
かるてと「すっげ……。」
紅葉で黄色く染まった銀杏の葉がふわふわと風になびく。
ひらりと舞い散る葉が地面に黄色いカーペットを作り出している。
「やっぱりさすがにこの時期になると上着なしでは寒いですね……。」
鞄からベージュのチェック柄のストールを取り出し体に巻き付ける。
「そういえば……。」
Aが切り出した。2人の視線がAに向けられる。
「焼き芋、したくないですか?」
Aの指さす先には、ちいさな八百屋に特価のさつま芋が並んでいた。
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まめこ(プロフ) - そらなぁさん» そらなぁさん、コメントありがとうございます!レス遅くなりすみません!発想を褒めてくださりありがとうございます!予定の調子が良ければ今月中にまた更新できると思いますので今後ともよろしくお願いいたします〜! (2021年3月12日 21時) (レス) id: 3aefbeea6b (このIDを非表示/違反報告)
そらなぁ - コメント失礼します。もう、読んでいてめちゃくちゃ楽しいです!bintrollのシェアハウスなんて私だったら絶対思いつかない設定なので、尊敬しながら読んでいます。体に気をつけながら更新頑張って下さい。 (2021年3月4日 23時) (レス) id: 9b06ee166f (このIDを非表示/違反報告)
こひまめこ(プロフ) - ひめかさん» ひめかさん、初コメントありがとうございます!嬉しいです!色々立て込んでいて更新が遅れている状況ですが、ひめかさんからコメントも頂いたのでできる限り近いうちに更新しますね!本当にありがとうございます! (2021年3月1日 20時) (レス) id: a66dababca (このIDを非表示/違反報告)
ひめか - 初めてコメントさせていただきます!キュンキュンしながら楽しませていただいております(^^)これからも楽しみにしてます! (2021年2月25日 15時) (レス) id: 45f6c41ced (このIDを非表示/違反報告)
こひまめこ(プロフ) - 言いそびれました!私もBinTRoLL大好きです!!!笑 この作品にたどり着いてくださり、誠にありがとうございます! (2021年1月29日 15時) (レス) id: a66dababca (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:まめこ | 作成日時:2020年9月6日 14時