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「お迎えに上がりましたよ、衛生兵さん」
誰が迎えに来てくれなんて言ったよ。
客人が貴方を迎えに来たようです。なんてグランツさんに伝えられて中庭に出てみれば、
ハンターが1人、2人、3人。
『こんにちは。皆様お揃いでどうかしましたか？』
「長らくお預けにされていたお茶会に貴方を招待しようと思いまして」
「私は貴方をモデルにした作品が作りたいの！」
「拒否権はあらへんで？」
「ちょっと失礼しますよ」
僕に話しかけたハンターの1人、リッパーさんの目線が低くなる。
どうしたんだろうと思う暇もなく体が持ち上がる。
「さ、このまま行きましょうか。小さなお姫様？」
『は？』
待って。この歳にもなってお姫様抱っことか恥ずかしすぎる！！
なんだこの公開処刑は！と思っていたが、自分の周りに特に知人もいないので更なる羞恥心を生み出した。
「姫抱きのわりには仏頂面なんだけど？」
「メディック久しぶりね！ハンターしかいないけど楽しんでいってほしいわ！」
「世界各国のお茶があるんです。一度全部飲んでみては？」
圧が凄いよ。本当に。洒落にならないよこんなの。
招待客はリッパーさん、ジョゼフさん、謝必安さん、マリーさん、美智子さん、ガラテアさん、ヴィオレッタさんだ。
『僕はどちらに座ったらよろしいのでしょうか？』
「勿論私「私の隣よ！素敵な殿方はここに座るべきだと思うの！」
殿方……ではないな。うん。
リッパーさんの腕から滑り降りて彼女の隣へ行く。
後ろでうなだれてるのは気にしない気にしない。
『女王陛下、短い時間ではありますが本日はよろしくお願い致します』
手入れの行き届いた柔らかな手を取ってそっと口付ける。
「そ、そういうのはよしてって言ったはずよ？」
『そのように照れるところも大変お可愛らしいことで』
自分に似合わないキャラを演じるのは大変だな。
いやー、男性陣からの圧が凄い。特にジョゼフさん。
「では気を取り直して始めま「衛生兵さん、普洱茶は如何でしょう？ジャスミンもいいですよ。どちらもクセがないので飲みやすいんです」
「ニナスの紅茶はとても美味しいのよ」
「マリアージュのアールグレイは一級品だよ」
「京の緑茶を舐めんといてなぁ？」
お茶自慢とさすが階級の高い人達だ。
話に全くついていけない。
あとさっきから話を遮られてるリッパーさんがだんだん可哀想に見えてきた。
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白狐-bilyakko-(プロフ) - リパ推しの雪さん» ありがとうございます！(*´`)更新頑張ります！！ (2021年3月1日 9時) (
レス) id: 6701540cff (このIDを非表示/違反報告)
リパ推しの雪 - すごい素敵な作品ですね！更新頑張ってください！応援してます！ (2021年3月1日 5時) (レス) id: e92c1b8c9b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：白狐ーbilyakkoー | 作成日時：2021年2月27日 1時
