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『やっぱみんないないや』
少し切れたワンピースのはしっこをつまみながら歩く。
直してって言ったら直してくれるかなぁ。
いらいもいない。やっぱりおこってるからだ。
『お水のみに行こーっと……』
人さし指に髪の毛をくるくるーっと巻いて離す。
ほおをふくらませながら下を向いて歩いてると誰かにぶつかった。
『わぷぅ！』
「ん？あれ、どうしたのこんなところで」
ひょいっと私を抱きかかえたのは、のーとんだ。
『のーとん！ねぇね、お兄ちゃんは？』
「試合にでも出てるんじゃない？ラルはゲームの帰り？」
『そうだよ！じゃあ、いらいはいる？』
「分からないな。僕も今別試合から帰ってきたところでさ。ラルが目の前で俯いてるから心配になっちゃって」
「の、の、ノートン……その子、は？」
「可愛いでしょマイク。僕の子d「誰がお前との子供だクソが」
「過保護お兄ちゃんの登場かな？」
お兄ちゃん！あ、いらいもそばにいる……。
どうしよう。なんて謝ったらいいんだろう。
「ナワーブ、そんな怖い顔してるとラルが泣くよ。試合は？」
「は？試合なんてねェよ。イライに呼ばれて来たと思えば、本当お前は見境ねぇのな。
……ラル、こっち来るか？」
『今はのーとんがいい』
「なｯ……」
お兄ちゃんが膝をついてうなだれる。
「ちょっと3人とも」
『えみりー？』
「これはいったいどういう事なのか説明してもらいましょうか」
いつもはやさしいえみりーがなんかこわい！
私はどうしたらいいの？
「分かった。1回しか話さねーからよく聞いとけ」
『ねぇのーとん。何で1回しか言わないのによく聞かなきゃいけないの？
2回も3回も聞いた方がきっと分かりやすいよ！』
「うん、まぁ1回聞いてからにしようか」
なんでぇ？
「えっと？その子はメディックの最高品質衣装の姿で、いつもの彼女とは人格が分かれていて、元に戻った彼女にこの姿の事を聞いても覚えてないと。そういう事でいいかしら？」
「見た目は子供、中身は大人」
「精神年齢も全て退行してるけどな」
「えー！ラルの小さい頃ってこんなんだったのか！可愛いな！」
「人格が分かれる前の記憶も若干残ってるらしいからそれは元のあいつに聞いてくれ」
ちょっとうるさい。
「なんて可愛いの！普段の彼女からは絶対に見られない表情よ！」
「あ、顔隠しちまったぜ？」
だってこんなにたくさんの人に見られるなんて思ってなかったんだもん！！
ノートン・キャンベル 誕生日2021【番外編】→←エマちゃんが一方的に夢主にインタビューする話（ホワイトデー編）
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白狐-bilyakko-(プロフ) - リパ推しの雪さん» ありがとうございます！(*´`)更新頑張ります！！ (2021年3月1日 9時) (
レス) id: 6701540cff (このIDを非表示/違反報告)
リパ推しの雪 - すごい素敵な作品ですね！更新頑張ってください！応援してます！ (2021年3月1日 5時) (レス) id: e92c1b8c9b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：白狐ーbilyakkoー | 作成日時：2021年2月27日 1時
