T41_村上頌樹 ページ3
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※T41×同い年トレーナー主ちゃん
『んん〜…。』
「(相当凹んどるわ。。)」
今日はキャンプお休み。
お目当てのコーヒー店が定休日と知り
テンション爆下げ。
助手席でシートベルトを弄りながら
口を尖らせる姿に、思わず苦笑い。
「おー、ソフトクリームやって。食べよか。」
〜〜〜〜〜
「2つ買ってくる。待っとって。」
『いいの?』
「Aが機嫌よくなるんなら、これくらい。」
『わーい!』
暫くして
戻ってきた村上の手には、
『あれ?』
「ごめん、売り切れやって。」
ソフトクリームが1つ。
「やから、はい。」
『えぇ、いいよ!!?頌樹くん食べなよ!』
「ここで"サンキュ俺食うわ〜"って奴おるか?」
『…。それもそうだね。もらいまーす♪』
「(…あっさり。)」
『んふふ、おいしい♪』
何でもめっちゃ旨そうに食べるA(※村上調べ)に
自然と笑みがこぼれる。
<おにいちゃーん!!>
「ん?おぉ。」
すると、小さな子供が駆け寄ってきた。
<先程はすみません。ありがとうございました。>
「いえいえ、とんでもないです。」
あとから来たのは親御さんだろうか。
深々と頭を下げる。
<さいごのいっこ、ありがとう!>
うまかったかー?と子供の頭を撫でる村上に
Aははっとした。
『売り切れって、さ。』
「それはホント。後ろでめっちゃ残念がってたから。」
『知らずに、ごめん。』
「ええって。自分から言うのださいやん。」
『頌樹くんさ、いいお父さんになりそう。』
「え?そう?」
『なんか、さっきの自然だった。』
「んー…相手探さんとなあ。森下と一緒で。」
『うん?ナンデモリシタ?』
「アホの子と、いいパパになれそうな奴…どっちがいい?」
『え?』
間髪入れずに言われた言葉に
Aはぴたっと動きを止めた。
「俺も、本気やで。」
手ベッタベタやから洗ってくる。と言って
村上はその場を離れた。
…
戻ってきた村上が見たもの。
小さいスプーンが2つささった
食べかけのソフトクリーム。
気まずそうに他所を向いているA。
その赤い頬が可愛くて
思わず噴き出した。
(俺のほうがいいってこと?)
(な!なんでそうなる!?)
(うまいねこれ♪)
☆★あとがき
虎の村上くんもずっと書きたかった。
某ルーキーとは違って少し余裕のある感じ。
意外とゲラなのかな?笑
20240223 ぱるぱる
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作者名:ぱるぱる | 作成日時:2024年2月23日 23時