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玄関から忠義と圭人が抱えてきたのは、誰がそんなに食べるんだ、という大量のピザとサイドメニュー。
5人でＬサイズのピザが2枚、骨付きチキンが15本、ポテトとオニオンリングのセットに、パスタとクラムチャウダー。
｢…サラダは？｣
大倉｢誕生日パーティーにそんなもんいらんわ｣
圭人｢大倉くん、いただきまーす｣
大量のデリバリーの支払いをしたのは忠義だった。
酔っ払って上機嫌な彼は、5人前のピザにしては高すぎる金額に、ためらいもなく財布の紐を緩めた。
圭人｢うまぁ！この時間のピザ、やばぁい！
A、ほらAの好きなマルゲリータあるよ？｣
｢…いただきまぁす｣
…うん、安定の美味しさ。
モッツァレラチーズのクリーミィーさとバジルの爽やかな風味が、口の中で絶妙なハーモニーを奏でる。
北山｢忠くん、そのチキンひとつちょうだい｣
大倉｢せやから忠くんて呼ぶなや！｣
｢ちょっと圭人、また零してるってば｣
圭人｢んぁ、Aティッシュ…！｣
安田｢あーあー…圭人、このタオル使いー｣
大倉｢ヤス！そのタオル、シャンパン拭いたやつやって！｣
なんてカオスなバースデーパーティー。
ジャニーズが5人も揃っているっていうのに、大学生みたいに庶民的な騒ぎ方。
｢…てゆうかさぁ、四人もおんねやったら、あたし呼ばんでもよかったやん｣
大倉｢だって圭人来るって言うから。
お前と圭人はセットやんか｣
頬にチキンを詰め込んで、『こんな感じ』と言いながらポテトとオニオンリングのセットを指差す。
…こんなジャンキーな揚げ物なんかと、くれぐれも一緒にしないでほしい。
安田｢そうや！俺、Aに聞きたいことあってん！｣
｢…なんでしょうか｣
安田｢考え事するときって、英語なん？！｣
｢…それ、今かなぁ？今じゃないとあかんかなぁ？｣
…しょーもなっ！
誕生日やから言わへんけど、しょーもなっ！！
圭人｢Aは英語のほーが多いよねぇ｣
｢あんた、あたしの頭ん中知らんやろが｣
北山｢え、じゃあ夢ん中は？？｣
｢夢ん中のあたしに聞いて｣
大倉｢うっま！このクラムチャウダーめっちゃうまい！！｣
圭人｢えぇ…、けいと食べれないやつ…｣
ただ今の時刻、午前0時。
さて、私はいつになったらお家に帰れるんでしょうか…。
｢安田！さきいか食えや！！｣
安田｢だって焼酎無くなってんもぉーん｣
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すみません、オチは無いです(笑)
終わり
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作者名：布由 | 作成日時：2018年1月18日 10時
