プロローグ ページ1
初めて彼女に出会ったのは、蝉が笑う夏休みの図書館だった。
他に空いてる席がなく、あの席に座ったところから始まったんだ
―――横に座っていたのは、某国の姫君だった。
なぜ分かったのか?
彼女の瞳は深い真紅の色をしており、
『とても珍しいものを持った姫君』として、
何度か雑誌やテレビで取り上げられていたから。
A「ロイルさん、ですよね」
初めて会うとはいえ、彼女は国の姫君だ。
普通の(普通ではないが)、王族等なら周りに
SPがいてもいいのだろうけど、そのような者は見当たらない。
フレディ「うん…? でも、フレディでいいよ」
そりゃあ、はじめましての人が自分の名前知ってたら驚くよね‥‥‥
A「あ、急にごめんなさい‥‥‥
―――興味、あるのかな…って思って」
机の上にある本に指をさして、首をかしげる。
彼女が読み広げていたのは、ハードカバーの、難しそうな本だった。
フレディ「あなたも、その本を読もうとしてるって事は……」
今度は彼女が、私のわきに挟んでいる本に目をやった。
この本の題名は『神に逆らえ』
A「そうね・・・、あなたとお話がしてみたい」
ふたりは、青い瞳と紅い瞳をキラキラと輝かせて固い握手をした。
9人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「オリジナル」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
びくうさ(プロフ) - 長友 円香さん» ありがとうございます!!! 頑張ります!! (2013年8月31日 20時) (レス) id: a5d0435f09 (このIDを非表示/違反報告)
長友 円香(プロフ) - 凄いです。更新頑張って下さい。 (2013年8月31日 17時) (レス) id: 00d0ce3ecb (このIDを非表示/違反報告)
びくうさ(プロフ) - ヨル@復帰(新アカウント)さん» ありがとうございます! これからも素敵と言われるように頑張ります!! (2013年8月7日 8時) (レス) id: a5d0435f09 (このIDを非表示/違反報告)
ヨル@復帰(新アカウント)(プロフ) - とても素敵です。続きが楽しみです。更新頑張ってください。 (2013年8月6日 17時) (携帯から) (レス) id: b9325e9039 (このIDを非表示/違反報告)
びくうさ(プロフ) - シオミさん» ありがとうございます!! 世界観かあ……嬉しいです!! (2013年7月5日 18時) (レス) id: 8fc94feb46 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:びくうさ | 作成日時:2013年5月28日 19時