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Aside
慧「…あと…俺、慧って…よんでいいから、」
不思議な同居生活、次の日、つまり１日目の朝。
少し恥ずかしそうにそういった彼は、自分で作った朝ごはんを見つめるように俯いていた。
…耳まで赤いし…。
A「うん。わかった、慧ね。」
だから、なるべく気づかないように、気づかないように。
恥ずかしがってること、バレるの嫌だもんね。
慧「…あとさ、」
お箸を置いて、真剣な顔をする慧さ…いや、慧。
慧「…俺さ、Aちゃんにこのまま家に置いておかれるの、なんか…申し訳ないからさ。
その…バイトとか、早めに見つけようかなぁって、思ってるんだけど…。」
少しはお金も入ると思うし…。
そう言いながら、彼は真っ直ぐ私を見た。
A「うん、いいと思うよ！慧がバイトを始めてくれたら、金銭面も社会的にも、すごい助かる。」
どうぞどうぞ、なんて私が言うと、慧は嬉しそうに顔を綻ばせた。
慧「ありがと。んじゃ俺、自転車とか買うね。
…ほら、自転車あれば大体ここら辺大丈夫だから。」
A「うん。…そうだ！
私今日、仕事休みだからさっそく買いに行っちゃう？」
慧「ほぇっ？でもさでもさ、お金…」
A「いいから。そのくらい、払わせて？」
少し黙って、慧はイヤイヤと首をふる。
でも私は、引き下がらなかった。
A「大丈夫だって！自転車代くらい何ともないよ〜…！」
ひたすら願い続けてると、渋々だけど、納得してくれた様子の慧。
再び、お箸に手を伸ばして白米を頬張り始めた。
…なーんか、楽しみになってきたな。
そして、慧は唐突に思いついたような表情を私に向ける。
慧「あ！Aちゃん、自転車持ってるよね？」
A「…えっ？あぁ、あるよ！結構ボロっちいけどね笑」
じゃあさ、
慧の顔は、きらっきらだった。
慧「二人乗り、しない？？」
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あいす。(プロフ) - つつもこいろさん» そんなっ!!ありがとうございます…！そんなこと言われたの初めてです(><)本当に、感謝しかないです！ありがとうございます!! (2017年12月29日 21時) (
レス) id: b9cecfea1a (このIDを非表示/違反報告)
つつもこいろ - 泣けました (2017年12月29日 12時) (レス) id: 79ed1afc42 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あいす。 | 作成日時：2017年10月28日 13時
