=すき・9= ページ9
「ふふ・・でさ、涼介。」
「なーに・・。」
「俺さ、この前聞いちゃったんだよ。
侑李と健人が話してんのさ・・。」
「はな・し・・。」
「そー。侑李が言ってたんだ____
涼が、こうちゃん先生の事・・潜在意識の何処かで
覚えてるみたいなんだーって。」
「せんざぃ・いしき・・。」
「んで、慧さんの大学の友達が先生に似てるって__。
で・・涼介が無意識に慧さんが送ってくれた写真を
じぃーっと見てるって、さ。」
「・・ん。・・そぅみたぃ・・おれ。」
「だろ。そんな事聞いた後、ちょっとしてから
お前ら慧さんトコ行くつって、帰って来てから
お前、ずーっと宏太、宏太つってんじゃん。
でっ__また俺は・・焦るとっ。」
「・・。その、ん。。ご、ごめん。
風磨・・。」
「だから、あやまんなってっ。
__まぁいいよ、涼介。思い出したしさ
気付いたんだろ?やっぱり宏太って人が
好きだ__てさ。」
「ん。。。そぅ・・。
昨日、侑李に言われてね・・思い出したの
先生のこと・・。」
「そっか____。」
そう風磨は言って、ため息混じりに
「まぁさ、良かったじゃん。これで__
これで、好きって言えんじゃん。今回は
忘れないで・・気持ち伝えられるじゃんか。
・・なぁ、涼介さ__。」
「な・に・・。」
「なぁ、涼介。ぶつけて来いよ気持ちをさ。」
「ふぅま・・。」
風磨は真っ直ぐおれを見て
優しい笑顔で言ってくれる。
「もし__もし振られたら慰めてやんから・・
ずーっとゲーム付き合ってやんからさ。」
「風磨、お、おれね。。風磨のコト__」
「もう、いいよ。分かってんからさ。
・・なぁ、涼介、ごめんな。忘れてくれよ__
忘れてくれていいから・・俺の告白。」
「でも、風磨っ___。」
風磨の手を掴もうとすると
風磨がするりと立ち上り、歩き出す。
「ふぅま・・?」
おれの事見ずに、後ろ手に手を振りながら
「背中押すことしか出来ねぇーけど・・
頑張れよ、健闘を祈る____。
じゃーな、涼介。」
スタスタと夕陽に向かって
進んでいく風磨を見つめる____。
サラリと揺れた風磨の前髪が
夕陽にキラキラ煌めいていた。
おれは、ポタポタと涙を零し
風磨を思った。
ありがとう。ごめんなさい。ありがとう。
遠くなっていく風磨の後ろ姿を見つめ囁く
「ねぇ、風磨___。」
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あひる☆(プロフ) - しろくまさん» てへへー。お許しもないのにー・・使ってごめんちょーぅ。ぺろりん★してくれて、おそまつさまなのー。ありがと〜♪読んでくれてたんだぁ〜うれしぃぃー。んふ。。やぶさま関連で使わせていただきましたよぉ〜★ (2018年8月25日 14時) (レス) id: daf5fa2131 (このIDを非表示/違反報告)
しろくま(プロフ) - ま、ま・さ・か、出演させていただいていたとは!!気がつかず大変失礼いたしましたぁぁあ!読んでたのにぃぃい!やまちゃまの可愛いらしさはけいちゃんやひかちゃんとはまたちょっと違った味わい★ぺろりん。ごちになりやした!! (2018年8月24日 19時) (レス) id: f22c03c885 (このIDを非表示/違反報告)
あひる☆(プロフ) - 白米苺さん» あひる☆、うれしくって。。またレスしちゃうー。あひる☆も嬉しいの極みだーん。あ。じゃんぷしてくれたー。んふふ。読み返す作業で、時間を使ってくれてありがとー。大好きうれしぃ。がんばるー。むんっ。(^л^)ゝ (2018年5月27日 15時) (レス) id: daf5fa2131 (このIDを非表示/違反報告)
白米苺(プロフ) - あひる☆さん» コメントのレスくれるなんてて …(T ^ T)嬉しいの極みですよぉ(T ^ T)私も嬉しくってじゃんぷー。(笑)他作品も、もう一度読み返すくらいの気持ちで読みますね!大好きですよっっっ!! (2018年5月27日 8時) (レス) id: b21025aefe (このIDを非表示/違反報告)
あひる☆(プロフ) - 白米苺さん» 白米苺しゃまっ!!コメントありがとうございますぃぃ( ;∀;)泣いとります。最高で大好物でよかったっっ。書いた甲斐があったよー。うぉ〜ん( ;∀;)もぅー。憧れだなんてっ作家さんだなんてっ。(/ω\)きゃぅー。嬉しくってじゃんぷー。ふふ。 (2018年5月27日 0時) (レス) id: f7cc0dc41c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:あひる☆ | 作成日時:2018年5月6日 1時