ビジューのような・・瞳。(ybxym)ビジューシリーズ(４)

＝好き・３５＝ ページ36

「あっ。間違えたっ、後輩。
　親父、仲のイイ〜、こ・う・は・い。」


隣をチラッと見ると・・

涼介が「むーっ。」って言って、ぷんすこー。



・・でも、何だか嬉しそう？むひひ・・。

＿＿と。そーじゃねぇ、その前にっっ。

「な、親父っ。
　この子、分かる？！だ〜れだっ。」



「え〜〜・・。」っと親父は

超、涼介に近付いて、まじまじー。っと見て・・

そんな親父に・・近くね？！って思う俺。



涼介は、もじもじー。

「こんにち・は・・。その。。」



親父が細めていた目を見開いて

「ああっっ！！もしかして、涼君だっ!!」



「よっ。親父、せいか〜い♪
　な、涼介、覚えたろお前の事。」


「ん。覚えててくれてたー・・ふふ。」


嬉しそうに微笑む涼介を

親父はニコニコ、もっと目をなくして笑って

嬉しそうに

「いや〜。大きくなったねぇ〜。
　まぁ〜綺麗に可愛いくなってっ。
　先生ビックリしちゃったよ、涼君っ。」


そう言って、涼介の頭をポンポンする・・。



俺、心がせまいな。小さい男だ____

ムッとしながら、親父に抗議っ。

「おいおい、ちょぃさ〜。
　親父、涼介に気安くさわんなよっ。」


「ふふ。悪い悪い。
　そーだったな、仲のイイ嫁だったか。
　すまん、すまん。」



「お〜。そうそう、仲のイイ嫁っ。
　な、涼介。」

隣の涼介を見ると

俯き、真っ赤になって、もじもじー。



「な、涼介？
　やっぱ、仲のイイ後輩の方が良かったか？」

俺は顔を覗きこみ、問い掛けると


「んーん・・。」

小さく首を横に振り、小さな声で

「ぅれしぃぃ・・。」ってっっ。



かーわーいーいーっっ。



って、ニヤニヤ、ほのぼのしてたら

親父がニコニコ笑顔のまま

「ほらほら、仲良しなのは分かったから
　上って上ってっ。」


「おお、ほ〜い。ほら、涼介も。」

「ん。おじゃまします・・。」


「どーぞっ、涼君、ゆっくりしてってねっ。
　あ〜本当は、先生嬉しくって、涼君を
　抱き締めたい気持ちなんだけどなぁ〜。」



俺は、脱いだ靴を整えてる涼介の前に立ち

抱き締めたそうにしてる親父を

全力で阻止っっ。

「ダメだっっ。」


「ちぇ〜。残念だなー。ふふふ
　じゃ、宏太が居ない時にしよう。」


「俺今日、
　ぜってぇ〜涼介から離れねぇーからっ。」


「ふふ、冗談だよ、宏太。
　ほらほら。リビングに、じいさん居るから
　挨拶しろよ〜。」

「お〜〜。ほら涼介＿＿」

＝好き・３６＝→←＝好き・３４＝

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す