=すき・4= ページ4
「何言ってんの、しないよっ。」
「へぇ〜。じゃあ涼、健人は?」
「し――な――い――。」
「ふ〜ん、そうだよね〜。
じゃあ〜〜涼、宏太さんは?
宏太さんにキスしたいって言われたら?」
「なんで?!何でそこに宏太が出てくるのさっ。
関係ないでしょっ。もー怒るよっ。」
おれ、侑李の隣でベッドをバフバフ、ぷんぷんっ。
侑李は含みのある笑い方で
「ふふふ・・。ホントに涼ってさ〜。」
「なにさっ。」
「ん〜。鈍感だよねぇ・・。
鈍感とゆーか、なんとゆーか・・。」
「むぅー。どんかん・?!」
「そう、自分の事となると、とくに。
と、ゆーか・・涼。」
「なに。」
「涼って、自分の初恋も‥気付いてないでしょぅ?」
「は、はつ恋?!
なにさ、それっっ。いつっ?!」
「気付いてないって・・と、ゆーかさ・・。」
「なに、侑李。」
「あのね、涼。
涼の初恋はね‥保育園の時なんだよ。」
「へ??‥ほぃくえん・・。」
「そう。涼、覚えてる?思い出すかな・・
保育園の時、1年間だけいた・・男の先生。」
おれはバッと俯いて考える___
すぐ。すぐ思い出したの、先生の事。
どうして・・いままで・・忘れてたの?
「・・あと、あ・・こうちゃん先生____。」
「そう。そうなの、涼はね保育園の時
そのこうちゃん先生の事、好きだったの。
でね・・。」
「ん。」
「・・こうちゃん先生が
保育園から居なくなっちゃう時にね・・
涼、すごく、すっごく泣いたんだよ。
ね、覚えてないでしょ?」
「おぼぇて・・なぃ・・。」
「だってね、涼はずっとずーっと泣いててね。
先生もお母さんもみ〜んな困っちゃって__
涼が泣き疲れて寝てしまってね。そしたら・・」
「そしたら?」
「ん。お別れ会の、夕方から昏々と___
眠り姫みたいに起きなくて、次の日の朝も
起きなくて・・丸一日中目を覚まさなくってね・・。」
「おれが・・?」
「ん。そう。‥それで、お父さんもお母さんも
お兄ちゃんも僕も・・こうちゃん先生も
あわあわ、心配してね・・でも___」
「でも・・?」
「お別れの会から二日目の朝、涼が急にパッと
起きてね。ケロっとしてたの。みんな喜んで
先生に電話掛けようとしたらね・・涼が言ったの。
お母さんが先生に電話しようねって言ったら
涼は、『だぁれ?』って言ったの。」
「え・・。おれ。。」
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あひる☆(プロフ) - しろくまさん» てへへー。お許しもないのにー・・使ってごめんちょーぅ。ぺろりん★してくれて、おそまつさまなのー。ありがと〜♪読んでくれてたんだぁ〜うれしぃぃー。んふ。。やぶさま関連で使わせていただきましたよぉ〜★ (2018年8月25日 14時) (レス) id: daf5fa2131 (このIDを非表示/違反報告)
しろくま(プロフ) - ま、ま・さ・か、出演させていただいていたとは!!気がつかず大変失礼いたしましたぁぁあ!読んでたのにぃぃい!やまちゃまの可愛いらしさはけいちゃんやひかちゃんとはまたちょっと違った味わい★ぺろりん。ごちになりやした!! (2018年8月24日 19時) (レス) id: f22c03c885 (このIDを非表示/違反報告)
あひる☆(プロフ) - 白米苺さん» あひる☆、うれしくって。。またレスしちゃうー。あひる☆も嬉しいの極みだーん。あ。じゃんぷしてくれたー。んふふ。読み返す作業で、時間を使ってくれてありがとー。大好きうれしぃ。がんばるー。むんっ。(^л^)ゝ (2018年5月27日 15時) (レス) id: daf5fa2131 (このIDを非表示/違反報告)
白米苺(プロフ) - あひる☆さん» コメントのレスくれるなんてて …(T ^ T)嬉しいの極みですよぉ(T ^ T)私も嬉しくってじゃんぷー。(笑)他作品も、もう一度読み返すくらいの気持ちで読みますね!大好きですよっっっ!! (2018年5月27日 8時) (レス) id: b21025aefe (このIDを非表示/違反報告)
あひる☆(プロフ) - 白米苺さん» 白米苺しゃまっ!!コメントありがとうございますぃぃ( ;∀;)泣いとります。最高で大好物でよかったっっ。書いた甲斐があったよー。うぉ〜ん( ;∀;)もぅー。憧れだなんてっ作家さんだなんてっ。(/ω\)きゃぅー。嬉しくってじゃんぷー。ふふ。 (2018年5月27日 0時) (レス) id: f7cc0dc41c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:あひる☆ | 作成日時:2018年5月6日 1時