ビジューのような・・瞳。(ybxym)ビジューシリーズ(４)

＝すき・１２＝ ページ12

「・・ほんとぅ？よかったぁ〜♡」

ぶりぶりしてる侑李を見ながら＿＿＿




しっかし・・すごいなぁ・・。

侑李・・自分の事、侑李つってるー。

１８歳高校生男子が・・すごいなぁ。




侑李はパッと顔を赤らめて嬉しそうに

「ぅん♡うん♡‥侑李、うれしぃー。
　ん。。またメールするね、お電話するね。。
　んー‥。もぅ、ゆうくんっ。もぅー・・
　侑李も・・ゆうくんの事・・すきぃ・・。
　もぅぅーはずかしぃぃよぅ。」

ってジタバタしてたかと思うと

今度は急に、すっご〜〜〜く寂しそうにして

頷きながら、ぴっと電話を切って

「はぅ―――。」ってため息。





おれは呆れちゃって、ため息混じりに

「‥いやぁ〜・・すごいね。
　侑李・・ラブラブだね。」


「んー。だってぇ・・すぐ逢いたいケド・・
　お電話でがまんしてるんだもん。
　ほんとーは、ず―――っとゆうくんと居て
　ゆうくんに引っ付いていたいけどー・・無理なの。」


「あー・・まぁ、そうだろうね‥。」


「はぁぁ・・さみしいぃなぁー・・。
　ゆうくんに早く逢いたい〜〜。
　週末まで待てないよーぅっ。んふふー♪
　でもー週末は、お泊りデートだぁ〜〜♡
　どきどきー♡♡」


「・・しっかしー・・。
　待てないよ〜って言われてもさぁ〜人の部屋で。
　・・まぁー人の部屋で、くにゃくにゃ。もじもじ。
　・・ぶりっ子で、すげーね侑李。」


「むっ。なにさー。いいじゃんかさ〜。
　恋のなせるわざだよーっ。ぷんっだっ。
　涼もお付き合いしたらわかるよ、この気持ちっ。」


「むぅぅ〜〜っっ。何さ何さっ。
　侑李ってば、自分が上手くいったからってぇぇ
　きぃ―――っ。」


「んふふふ〜〜。だいじょーぶっ涼介っ。
　涼介もきっと、きっと上手くいくってっ。
　ね、だいじょーぶっ。」


「はぁ――・・また、侑李ってば
　大丈夫ばっかしじゃんかさ〜。」


「だって、だいじょぶなんだもんっ。涼はっ。」


「んー・・。何、そのへんな自信〜〜。」


「だってー。涼は綺麗だしー
　お兄ちゃんと、僕の弟でしょ♪♪
　ほら、ね。だからだいじょーぶなのっ。」


「う〜〜ん・・。。そうなのかなぁ・・。」


「そーなのっっ。
　ファイトだよ、涼っ。」


「う・・ぅん・・。
　・・ありがと、侑李。」

「んふふ〜。いいえー。」



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