ビジューの中は‥キラキラ。(ytxcn)ビジューシリーズ(３)

＝恋・９＝ ページ9

「ふふ、侑李‥嬉しいよ。
　あ〜〜ん。」

パカッと開いた俺の口に

しょうが焼きを食べさせてくれて

侑李は、「んふふ。」って桃色のホッペを

赤くして可愛らしく笑った。



・・わぁ〜。・・・何だろ、キラキラして眩しいな

侑李の笑顔は・・。



俺はお兄ちゃんの様にニッコリ笑って

「とっても美味しいよ。
　ありがとう、侑李。」

「んふふ・・。いいえ〜、お兄ちゃんっ。」




キラキラ煌めく眩しい、侑李の笑顔に

俺は「うっ。」っと胸を押さえる。




体の真ん中にある、ドクドク動いてる

俺の心の臓を・・


ズッキュ〜〜〜〜ンっっ。っと貫いて

俺を萌え悶えさせる。


急に俯いた俺に、侑李が心配そうな声で

「‥ゆうくん？・・どうしたの・・？」


俺は勢いよく顔をバッと上げて

「アハハ〜〜。何でもないよ〜。」っておどけて笑った。


＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿




ご飯も食べ終えて、片付けをし

テレビを観たりして、まったりしてから

「さてさて、侑李。」

「なぁに、ゆうくん。」

「明日も早いし、そろそろ寝ようか。」

「あ。・・ん。」

「＿＿と。ところでさ、侑李・・
　先に謝っとくけどー。」

「え。・・なぁに？」

「実はさ、少し前まで布団一組あったんだけどさ。」

「ぅん。」

「それがさ。・・実は苦労人の友達が居てさ〜
　その友達にあげちゃったんだよ。・・だからね
　申し訳ないけど・・ベッドで２人で寝る事に・・
　なっちゃうんだけど・・いい？」

「ん。いいよ〜。」

「あ。‥ホント？！
　あ〜そっか、よかった〜。
　じゃ、寝ましょうか。ね、侑李。」

「はーい。」




ニコニコしてる侑李を見ながら・・

俺、思う＿＿＿＿。


もじもじしたり、全然平気そうにしたり・・

う〜ん。不思議な子だなぁ〜。って思う。




・・つーか、俺。

翻弄されてない？？

たった一日でこんな感じだと・・。



やっぱり小悪魔系なのかな？侑李って。

う〜ん。見た感じ、涼介君の方がそんな感じなのに・・

っとゆーか、宏太のトコはどーかな。

たしかこの前泊まった時に

布団あったもんな。

そりゃ〜布団あんだもん、別々で寝るよな。




＿＿＿＿＿夜１２時になって、

２人で仲良く歯を磨いて、それから

電気を消してベッドに入った。



まぁ〜そこまで狭いベッドじゃないし・・平気かな。

侑李も小柄だしね。


これが宏太とか雄也だったら嫌だけど。

「侑李平気？寒くない？」

「ん、へぃきー。」

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