ビジューの中は‥キラキラ。(ytxcn)ビジューシリーズ(３)

＝５歳・５＝ ページ41

「んー、なぁに、雄也くん。」


俺は、ソファの隣に座った慧に

優しく笑い掛けて

「ふふ・・。
　慧さ、少しは俺に馴れた？眩しくなくなった？」




ニッコリ笑って俺を見てた慧は・・急に、

口を・・ん。ってして、もじょもじょ。

「も、もぅ・・。ま、眩しいにきまってるよー。
　もぉー。どーしてそんなコトいうの？
　す、少しごまかして、忘れてたのにぃ・・。」


「ご・・誤魔化してた？？」


「ん。そぅ。
　・・あのね、おれ。いいコト思いつぃたのー。」


「イイ事？？」


「ぅん。あのね、そのー・・こ、こ。こ。。」


「“こ”？？あ、もしかして、恋人？」


「ぁ。・ぅん。そぅ・・。
　その・・こ、こぃびとだって、意識しちゃうとね
　おれ、ダメだからね。」


「ダメ？」


「ぅん。どきどき。息切れしちゃうからー。
　だからね、いいコト思いついて〜んふふ。
　雄也くんのコト、弟かむすこーって。」


「弟か・・むすこー・・。」


「うんっ。雄也くんのコト、５さいぐらいーって
　思うことにしたのっ。」


「ごさぃぃ・・。」


「んふふ〜。そしたらね〜♪
　ちょっぴり、きんちょーしなくなってきたんだよっ。
　ね。いいアイデアでしょー。」


「・・おー・・。そっか。
　ほ〜・・。俺、おれ、ゆうや、５さぃぃね・・。」


「うんっ。５歳の雄也くんはね、この前のー
　雄也くんが、お熱出した時のコト考えてて
　あっ。って、ひらめいたんだよっ。んふふ〜
　ね。すごいでしょ〜♪」


「お、おお。・・すごい。すっげぇなっ。
　慧、てんさぃだぁー・・。」


「てへへ。てんさいだー。えっへんっ。」




俺、ニコニコ笑いながら・・考える＿＿＿＿。




俺、何だか・・嬉しいんだか、悲しいんだか

ちょうっ。複雑な気持ちだっっ。



こーやって楽しく喋れんのは、うれしー。

がっっ、しかしだっっ。



なぁ。男として見られてないってゆーのはさ・・

ちょっと問題ないか？？大問題じゃね？！




「雄也くん・・どーしたの？」

「ん？・・いや、何でもねぇよ〜。」

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