＝恋・２３＝ ページ23
「侑李・・＿＿＿＿。」
俺が呼び掛けても、
侑李は振り向かず、ポタポタと涙を零したまま
ベッドに入り、布団を被ってしまった。
声を殺して泣いている侑李の吐息を聞きながら
考える＿＿＿＿。
どうしてあげたら良かった？
どうするのか、最善の策だった？
慰めるなんて、酷だし。
だからって、キスは出来ないよ。
男の子だからとかじゃなくて
友達の大切な弟だし・・さ。
侑李は、素直で可愛いし・・好きだけど
でも＿＿＿。
俺は、どうすれば良かった？
ベッドから、テレビの声に重なって
侑李の小さな泣き声が・・聞こえる。
どうしてあげたらいいんだ。
俺は、どうしたら。
もう一度、呼び掛け様として
声を飲み込んだ。
俺には・・どうする事もできない＿＿＿＿。
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
１２時を過ぎて＿＿＿
やっぱり１日歩き疲れたのか
すぅ。すぅ。と侑李の寝息が聞こえて来た。
ベッドに近付いて、侑李を見つめる。
丸く丸く丸まって、きゅぅと小さくなって
侑李は、寝ていた。
桃色のホッペが、涙で赤くなっている
そっと撫でて
「ごめんね、侑李。
こんなに泣かせてしまって・・ごめん。」
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
『やっぱし・・
うそっこの・・かのじょは、つらぃね。
ゆうくん・・ごめんなさぃ・・。』
侑李＿＿＿＿＿＿＿＿＿っっ？
無理矢理寝て居たソファで
俺はパッと目を覚ました。
「いてて・・。」
首を摩りながら
侑李の声に、泣いていた声に
周りを見渡した＿＿＿＿。
ベッドに侑李が居ないのに気が付いて
「侑李＿＿＿＿＿っ。」
狭い部屋を隅々探す＿＿＿＿。
キッチン、風呂場、トイレ、クローゼット
ベランダ。
居ない、侑李が・・居ない＿＿＿＿。
「侑李・・・？」
掛け時計を見つめ
「７時か・・・。
帰ってしまったのかな。
俺の事、嫌いになったのかな＿＿＿。」
ボソリと狭い部屋で呟いた。
侑李が居なくて・・
たった２日間だったのに
狭い部屋が広く感じる。
嫌われてしまった＿＿＿？
深くため息をついて
ダイニングの上を見つめ
小さな置手紙に気付いた。
「あ・・、侑李から・・。」
小さな紙に、小さな文字。
『ゆうくんへ。
ありがとうございました。
カギ閉めて新聞受けに
いれました。ごめんなさい。』
「侑李＿＿＿・・。
・・“新”の所が、滲んでる＿＿＿＿。」
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あひる☆(プロフ) - 苺猫カフェさん» 苺猫カフェしゃ〜ん★コメント有り難い〜〜〜っっ！！うれすぅーですー。はらぢく可愛くってよかったっ。うへへ。うんっ（＾０＾）次はやぶさんやまさんです!!お楽しみしてくださ〜ぃ。うれしー♪ (2018年3月13日 13時) (
レス) id: daf5fa2131 (このIDを非表示/違反報告)
あひる☆(プロフ) - ゆめうさぎさん» ゆめうさぎしゃま〜♪きゅんきゅん。してくださってありがと〜。はい！！涼介くん編もがんばりますっっ。 (2018年3月13日 13時) (レス) id: daf5fa2131 (このIDを非表示/違反報告)
苺猫カフェ(プロフ) - あーっ！ゆとちね純粋ー！はらぢく可愛かったですっ！次はやぶやまですねっ！楽しみにしてます！！ (2018年3月11日 20時) (レス) id: eef2ce8e2e (このIDを非表示/違反報告)
ゆめうさぎ(プロフ) - 毎回とってもキュンキュンしてました〜〜(>_<)涼介くん編もとっても楽しみにしてますっ！！！！待ってます(´v｀) (2018年3月11日 20時) (レス) id: f3212e5b4a (このIDを非表示/違反報告)
あひる☆(プロフ) - りみさん» りみしゃ〜ん('◇')ゞありがとうごじぇぇーますっ!!めろめろになってくれたんだ〜。よかったっ♪はい！おまけもがんばるー。 (2018年3月7日 11時) (レス) id: f7cc0dc41c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あひる☆
| 作成日時：2018年2月19日 14時
