=恋・14= ページ14
コーヒーショップを出て、
竹下通りを仲良く手をつないで歩きながら
「綿菓子んトコは、どこかねぇ〜侑李。」
「んっと、真ん中へんー。」
「へぇ〜、そうなんだ。
あ、ねぇ。その服屋の袋って
さっき履いていたパンツ入ってるんでしょ?」
「‥ん。そーだけど・・なんで?」
「重くない?持ってあげようか?」
「いーぃっ。へぃきっ。
じぶんで、もてるもん。」
「いいじゃん。俺は侑李の、彼氏だよ。
それぐらいさせてよ。ね。」
そう言ってサッと侑李の手から取って
「んふふ。」っと侑李の顔を覗き込んで
笑い掛ける。
「ね、侑李。
しっかし、すごい人だね。混み込みだ。」
「うん・・ゆうくん。
んと、はらぢく、すごーい。‥ひゃぁ。
わぁ〜、人とぶつかっちゃうー。」
「ふふ。ほら、侑李。もっとこっちおいで__。」
侑李の小さな手をグイッと引くと
侑李はパッと俺を見上げて
わ〜天然上目遣いだ〜〜。
頬を桃色にして侑李は、もじょもじょ。
「もぉ。ゆうくんって、しんしー。」
「紳士?」
「ん。しんし。優しくてーカッコいくってー。
もてもて。」
「ふふ。何言ってんの。
おだてても何も出ないぞぉ〜。」
「ホントだもん。ぷーんっ。」
そう言ってプイッと、そっぽを向いた侑李は
色んなお店をキョロキョロして
目をキラキラさせて見ている。
可愛いなぁ。
俺の手をきゅ。っと掴んで、ホッペを桃色にして
楽しそうに、ウキウキ歩いてる。
ふと周りを見渡すと・・
中高生男子が、侑李を見てる____。
俺、心の中で思う。大人げないけどさ・・
ふっふーん。イイだろ〜、可愛いだろ〜。
俺の侑李〜ってさ。(お前のものではないっ。)
チッラチラと見てくる中高生男子に
何か分かんないケド、俺やきもち・・。
侑李をもっと引き寄せて
そっと腰に手を回して
イチャイチャと見せつける。
わぁ〜俺、大人気ねぇー。
全然紳士じゃねぇーぃ。
侑李が、おずおず俺を見上げて
「なぁに、ゆうくん‥どーしたの?」
わぁ〜〜またも、天然上目遣いだー。
キラキラ眩し〜〜〜。
俺はニッコリと紳士の笑顔で
「ふふ。何でもないよ。
人一杯で、危ないからさ。」
「ん。‥ありがと、ゆうくん。」
「ふふふ。いーえ。」
「んっとー‥あのね、ゆうくん。」
「何?侑李。」
「んと。どーぅ。
ゆうくんと侑李・・かっぷるに見える?
それとも・・ん――。」
618人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
あひる☆(プロフ) - 苺猫カフェさん» 苺猫カフェしゃ〜ん★コメント有り難い〜〜〜っっ!!うれすぅーですー。はらぢく可愛くってよかったっ。うへへ。うんっ(^0^)次はやぶさんやまさんです!!お楽しみしてくださ〜ぃ。うれしー♪ (2018年3月13日 13時) (レス) id: daf5fa2131 (このIDを非表示/違反報告)
あひる☆(プロフ) - ゆめうさぎさん» ゆめうさぎしゃま〜♪きゅんきゅん。してくださってありがと〜。はい!!涼介くん編もがんばりますっっ。 (2018年3月13日 13時) (レス) id: daf5fa2131 (このIDを非表示/違反報告)
苺猫カフェ(プロフ) - あーっ!ゆとちね純粋ー!はらぢく可愛かったですっ!次はやぶやまですねっ!楽しみにしてます!! (2018年3月11日 20時) (レス) id: eef2ce8e2e (このIDを非表示/違反報告)
ゆめうさぎ(プロフ) - 毎回とってもキュンキュンしてました〜〜(>_<)涼介くん編もとっても楽しみにしてますっ!!!!待ってます(´v`) (2018年3月11日 20時) (レス) id: f3212e5b4a (このIDを非表示/違反報告)
あひる☆(プロフ) - りみさん» りみしゃ〜ん('◇')ゞありがとうごじぇぇーますっ!!めろめろになってくれたんだ〜。よかったっ♪はい!おまけもがんばるー。 (2018年3月7日 11時) (レス) id: f7cc0dc41c (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:あひる☆ | 作成日時:2018年2月19日 14時