【名探偵コナン】神様が、僕に幸せへの道をくれました。

5話　「バイバイ」 ページ7

ｺﾅﾝside


透「梓さん、後はよろしくお願いします。」

梓「はーい。その子、安室さんの知り合いですか？」

透「ええ、まあ…この子を引き取ることになりまして。常夜君。

　 この人は、榎本梓さんだよ。梓さん。」



引き取ることになったって、言っていいのか？…何で梓さんも疑問に思ってねえんだよ…



『初め、まして…梓様…松島常夜、です…』

梓「よろしくね！…安室さん、この子可愛いですね…」

透「ええ。挨拶、できて偉いですね、常夜君。」ﾅﾃﾞﾅﾃﾞ

『はい、透様…』



…常夜君は、安室さんのズボンを握って挨拶していた。


…安室さんに懐きすぎな気がするんだけど。全然時間たってねえじゃねえか。


あんまり表情に出てねえけど、すげえ嬉しそうだな…



透「それじゃあ、行きましょうか。コナン君もありがとう。」

ｺﾅﾝ「どういたしまして！バイバイ、常夜君！」

『えと…コナン様、今日は、ありがとうございました…また、

　お会い出来たら光栄です…あの、バイバイ、というのは…？』

ｺﾅﾝ「さようなら、また会おうねってことだよ！ボクもまた会いたいな！」

透「常夜君、バイバイ、言ってみませんか？」

『…透様が、そうおっしゃるなら…バイバイ…です…？』

ｺﾅﾝ「うん！バイバイ、常夜君！じゃあ安室さんもまたね！」

透「ええ。」



…バイバイですって…！普通聞かねえな…でも、何だろう。


常夜君はあれでいい気がする…まあ何にせよ、とりあえず様子見、か。


――――――――――――
透(零)side


透「常夜君は、どこか行きたい場所はあるかな？」

『…いえ、特にありません…透様の、行く場所で、大丈夫です…』

透「そっか…とりあえず、デパートで生活必需品を揃えよう。

　 デパートは広いから、迷子にならないように注意してね。

　 できるだけ、僕の側を離れないように。分からないことは何でも聞いてね。」

『はい、透様…』



…まだやっぱり距離があるな…無理もない…今度遊園地にでも連れて行ってみるか？



『あの…車の椅子は、柔らかいんですね…』

透「そうかな？僕の家のソファも座り心地がいいから、楽しみにしててね。」

『…家のソファ、座って良いんですか…？』

透「もちろん。常夜君の家にもなるんだから。」

『…はい…』



一応家にソファはあったのか…？座らせて貰えなかった、というところか。


…公安の力を使って、常夜君の親は捕まえなくては、な…

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