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西畑side
藤原)え、それ言わなあかんの？！
西畑)当たり前じゃないですか。
正門)全校生徒知りたがってますよ。
藤原先輩が引いたお題聞きたいよなーーー？？
正門がそう呼びかけると、グラウンド中からもちろーん！と言う声が返ってきた。
西畑)はい、ということで早く言ってください。
藤原)そんなん、せこいやん…
正門)ほら早く！
丈くんは渋々マイクに顔を近づけた。
藤原)お題は……【愛してやまない人】、です…
丈くんがそういった瞬間、グラウンドが歓声で包まれた。
そしてはっすんの顔が真っ赤になった。
西畑)激アツすぎる！！！
正門)そのお題を引いて、藤原さんは大橋さんのところへダッシュしたと…
藤原)もうええやろ！終わり！帰るで、大橋。
大橋)え、あ、うん……
丈くんもはっすんも顔真っ赤っ赤…笑
丈くんははっすんの手を引いて選手の待機場所へ戻っていった。
西畑)はい、先輩二人の激アツラブラブシーンを見せつけられたところで、続いての学年に移りたいと思います！
正門)次は一年男子です。選手の皆さんはレーンに並んでください！
一度マイクの電源を切って正門と喋る。
流石にこの丈橋劇場を見たあと、平常心を保ち続けることはできん。
西畑)やばいよなやばいよな！
【愛してやまない人】やって！しかもあのお題な、一枚しか入れてないねん！！
正門)え、そうなん？！
もうこれは運命やろ！はっすん愛されてんなー！
西畑)今2人何話してんねやろな！！！
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藤原side
選手待機場所へ戻ると、みんなに冷やかされた。
「ラブラブやな〜笑」
「流石夫婦！」
藤原)うっさいねん！
適当にあしらって座ると、大橋がちっさい声で話しかけてきた。
大橋)なぁ、丈くん、ありがとう。
藤原)え、何が？
大橋)……あのお題で私選んでくれてありがとう。
顔真っ赤にしながらそう言ってくる大橋は、なんかめちゃめちゃ、、可愛かった。
藤原)別に、あのお題で大橋以外選べんからしゃあなしや。
なんて返したらいいか分からんくて適当にそう返したら、大橋は更に顔を赤くした。
「藤原、、お前、大橋のこと好きすぎちゃう？」
「大橋以外選べへんって、、愛強すぎやろ…」
藤原)え、あ、、
しまった……
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作者名：nimi x他1人 | 作成日時：2022年4月7日 20時
