隊長四十 ページ43
Aside
『報告は以上。何か質問は？』
男「質問はだと？貴様我らに向かってなんて口を」
『私は質問があるか聞いたのよ。誰も文句を言えだなんて言ったつもりは無いわ』
何奴も此奴もいらないことしか言わない。
女「そもそも十四番隊に藍染惣右介の監視が出来るのか？」
『では、貴方達に出来ると？もし藍染が暴走したら一目散に逃げる使えもしない貴方達が？』
男「なんだと！？」
私は事実を言っているだけなのにどうしてそんなに怒るのかしら。
『尸魂界よりも自分の身の安全を最優先にする老害共が偉そうな口を叩く。それと私に対して貴様とは随分と偉い立場になったものだ。貴様らが私を零番隊から引き下ろしたのだろう？自分達の命欲しさに』
女「言わせておけば」
『なんだ？私は事実を口にしているだけだ。良いのだぞ？私はこの尸魂界が滅びようと、貴様らが無駄死にしようと関係ない。立場を弁えろ、使えぬ塵風が。嫌だろう？私がこの尸魂界から居なくなれば困るのは貴様らだ。自分達の置かれている状況を把握しろ。これだから貴様らは救いようが無いと言われるのだ』
色々言われていたが興味が無くなったからそのまま四十六室を後にした。
『私は悪くないわ！悪いのは頭の使えないあの馬鹿共よ！』
山の膝に自分の頭を乗せて愚痴をこぼす。
山本「なんと厄介な」
『酷い！私は本当の事を言っただけなのに！』
そんなやり取りをしていたら長次郎がクスリと笑った。
山本「何じゃ雀部、何か面白い事でもあったか？」
雀部「いえ……お二方がとても幸せそうでしたので」
ほんの少しだけ微笑んだ長次郎に私と山本は顔を見合せた。
『…………そんなに長い間席を外していない筈なのに山にあえてとても嬉しいの』
山は驚いた顔をしたがすぐに笑顔になる。
山本「そうか………そうか………」
私の頭を優しく撫でる。
その大きくて暖かい手が大好きで。
私は気がついたら目をつぶっていた。
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アイ(プロフ) - すごく面白いです！！！更新待ってます♡ (2022年12月27日 17時) (
レス) @page47 id: 452b64bb9f (このIDを非表示/違反報告)
エリス(プロフ) - ななりさん» 作者の誤字でした。誠に申し訳ありません。 (2022年11月30日 0時) (レス) id: cb9fe4e5d7 (このIDを非表示/違反報告)
ななり(プロフ) - 初めまして、コメント失礼します！質問？なのですが、ノイトラの従属官はテスラだと思います！ステラは誤字でしょうか？ (2022年11月30日 0時) (レス) @page10 id: 40f404ad6b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：エリス | 作成日時：2022年11月14日 12時
