隊長二十五 ページ29
NOside
藍染「そろそろ空座町に行こうと思ってね」
藍染はAにそう話しかける。
『まぁ良いんじゃない？全面戦争とは行かないけど隊長達は来るでしょうし』
藍染「何も思わないのかい？私がこんな計画を建てても」
Aはどうでもいいかの様に藍染に言葉を返す。
『別に？私は傍観者だもの。何も思わないし、何も言わない。惣右介がしたい様にすればいい』
十四と書かれた羽織に袖を通しながら話すAに藍染は何処かイラついていた。
藍染「私が何をしても貴女は私を許す、そう聞こえるが？」
『そう言ったつもりだもの』
その言葉に藍染はAの腕を力いっぱい掴んだ。
藍染「私が貴女のこの腕を折っても許すと言うのか？私が貴女のその唇に口付けをしても許すと？貴女の体を犯しても貴女は私を許すのか？」
泣きそうな声で藍染はAにそう問いかける。
『………えぇ。それで貴方が幸せならそれで幾らでもどうぞ』
Aの握られていた腕が離され藍染はAの胸に顔を埋める。
藍染「何故貴女は離れて行かないんだ」
Aの背中に腕を回す藍染を見て何処か懐かしい気持ちになるA。
『貴女は昔から努力家だったからね。泣き付いて来たのは1、2回しか無かったわね』
藍染「…………」
『人がなんと言おうと貴方が正しいと思ったのならそれに貫けばいい。要みたいにね』
藍染「……今、私以外の男の名を口にしないでくれ」
顔は見えずとも藍染が泣いている事を察しているAは何も言わずに藍染の頭を撫で続ける。
「何故貴女なんだ！死ぬのは貴女では無く私の筈だ！」
「どうして何時も私を置いて行ってしまうんだ。置いていかないとあの時言ったじゃないか」
未来のビジョンが見えているAからすればこれ程光栄なことは無い。
死ぬのが自分だけだと分かって居るから。
『私惣右介の事大好きよ。だって私の可愛い弟子であり、私に初めて告白してくれた可愛い子だもの』
“だから泣かないで？”
Aは藍染の唇に優しく口付けを落とす。
泣いていた藍染の涙は自然と止まっていた。
藍染「………ずるいなぁ。私からしたかったのに」
今度は藍染が優しく口付けをする。
『大丈夫よ、もう“置いていかないから”』
藍染にそう
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 125人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
アイ(プロフ) - すごく面白いです！！！更新待ってます♡ (2022年12月27日 17時) (
レス) @page47 id: 452b64bb9f (このIDを非表示/違反報告)
エリス(プロフ) - ななりさん» 作者の誤字でした。誠に申し訳ありません。 (2022年11月30日 0時) (レス) id: cb9fe4e5d7 (このIDを非表示/違反報告)
ななり(プロフ) - 初めまして、コメント失礼します！質問？なのですが、ノイトラの従属官はテスラだと思います！ステラは誤字でしょうか？ (2022年11月30日 0時) (レス) @page10 id: 40f404ad6b (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：エリス | 作成日時：2022年11月14日 12時
