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隊長十六 ページ20

京楽side
悠雷君の笑顔が無くなった。

これはまずいなぁ。

悠雷「……………」

悠雷君のビリビリとした霊圧で全身から冷や汗が出る。

浮竹「ゆ、悠雷落ち着くんだ」

京楽「浮竹やめときな。何言ってももう聞こえてないよ」

悠雷君の瞳から光が消えて恐ろしい量の霊圧が空気を圧迫する。

砕蜂「………っ」ドサッ

日番谷「クソ……」ドサッ

次々に倒れて行く隊長達。

最終的に意識を保っているのは僕と浮竹、卯ノ花隊長に山じいの四人だけだった。

悠雷「貴様らは倒れんか。つまらんな」

額から鬼の角を生やした悠雷君がそう言う。

悠雷「俺にあの方の座に座れとお言いかい?老体の分際でこの俺に指図した挙句、あのお方の居場所を奪えと?その首かき切ってやろうか」

ゆっくりと山じいに近付く悠雷君を止めようとしたが無理だった。

霊圧が桁違いで近付こうとすれば息が出来なくなる。

京楽「山……じい」

山じいは何もせずただ目をつぶっているだけだった。














『こら悠雷!駄目でしょう!』

Aちゃんの声が聞こえた気がする。

目を開けると本当にAちゃんが居た。

『許可が無いと始解はしちゃ駄目ってあれ程言ったでしょ!』

ぷりぷりと怒りながら悠雷君の頬っぺを摘むAちゃんを見て悠雷君は目を見開いた。

悠雷「A……様?」

『そうよ!急いで帰って来たんだから!』

余程急いで来たのだろう、肩で呼吸をしている。

『見た目は若くても中身はおばあちゃんなんだからもっと気を使ってちょうだい………って、あら?みんなどうして寝ているの?お昼寝してたのかしら?』

悠雷「も、申し訳ありません。俺の霊圧で……」

プクッと頬っぺを膨らませて怒るAちゃんがとっても可愛くて悠雷君も少し焦っていた。

『可愛くない悠雷なんて知らない!』

綺麗な花を散らせてAちゃんの霊圧が尸魂界から消えた。

悠雷「A…………様」

その場に崩れ落ちた悠雷君を何処からともなく現れた萩君が捕まえて消えて行ってしまった。

山本「…………皆の回復を待ってからまた改めて呼び出す。四番隊は倒れておる隊長達を四番隊の詰所に運べ。この事は他言無用じゃ」

そう言って山じいは部屋を後にした。

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アイ(プロフ) - すごく面白いです!!!更新待ってます♡ (2022年12月27日 17時) (レス) @page47 id: 452b64bb9f (このIDを非表示/違反報告)
エリス(プロフ) - ななりさん» 作者の誤字でした。誠に申し訳ありません。 (2022年11月30日 0時) (レス) id: cb9fe4e5d7 (このIDを非表示/違反報告)
ななり(プロフ) - 初めまして、コメント失礼します!質問?なのですが、ノイトラの従属官はテスラだと思います!ステラは誤字でしょうか? (2022年11月30日 0時) (レス) @page10 id: 40f404ad6b (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:エリス | 作成日時:2022年11月14日 12時

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