隊長十三 ページ16
NOside
一方その頃、尸魂界では緊急の会議が開かれていた。
京楽「まさかAちゃんが居なくなっちゃうとはねぇ」
浮竹「笑い事じゃないぞ京楽。あの方が居ない尸魂界がどれだけ“曇る”と思っているんだ」
“曇る”、それは天候の話では無い。
尸魂界の活気や死神達の霊圧が驚く程無くなり、空気が淀むからだ。
京楽「天岩戸に引きこもっちゃったなら引っ張ってでも連れて来るんだけどね？どうもそれが出来ないからなぁ。うちの七緒ちゃんも何処かしょんぼりしてるんだよね」
日番谷「心配じゃねぇのか？酒呑」
悠雷の方に目線を向ける日番谷に悠雷はニコリと笑って言葉を返す。
悠雷「別に心配はしていませんよ。した所であの方は何とも思いませんし、言う事だって聞かないですしね」
斬魄刀と鍔に触れながらそう話す悠雷を見る山本元柳斎重國の顔は怒りを顕にしていた。
山本「ではそなたはそれを分かっていて何もしなかったのか？」
殺気を纏った言葉が悠雷に向けられる。
悠雷「いえ、此方でも粗方あの方が何方に居るかは分かっておりますよ」
殺気に当てられながらも悠雷はニコリ笑う。
悠雷「恐らくは虚圏に居られます。そこからあの方の霊圧を感知しました。そして、あの方が所持している斬魄刀の一本、尼姫の卍解を感知しました」
山本「………なんじゃと」
その場に居た隊長達は目を見開く。
それを意に介せず悠雷は言葉を続けた。
悠雷「久しぶりでしたよ、我を忘れて卍解したA様の霊圧を感じたのは。体を刺激される程の霊圧を受けた者達が羨ましい。私もあの方の卍解を見たかったな」
蕩けた顔で舌なめずりをする悠雷を見て山本元柳斎重國は鳥肌がたった。
その顔を見た隊長達はその恐ろしさに顔を歪ませる。
隊長達にはその顔が獣のそれに見えたからだ。
山本「………酒呑悠雷よ」
不意に山本元柳斎重國に名を呼ばれた悠雷は一瞬笑顔を崩したがまたすぐ笑顔になった。
悠雷「はい」
山本「そなたを今から十四番隊隊長に任命する。Aが尸魂界に戻るまでその席を守り続けよ。その命を落としても守り抜け」
その言葉に悠雷の顔が笑顔から真顔になった。
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アイ(プロフ) - すごく面白いです！！！更新待ってます♡ (2022年12月27日 17時) (
レス) @page47 id: 452b64bb9f (このIDを非表示/違反報告)
エリス(プロフ) - ななりさん» 作者の誤字でした。誠に申し訳ありません。 (2022年11月30日 0時) (レス) id: cb9fe4e5d7 (このIDを非表示/違反報告)
ななり(プロフ) - 初めまして、コメント失礼します！質問？なのですが、ノイトラの従属官はテスラだと思います！ステラは誤字でしょうか？ (2022年11月30日 0時) (レス) @page10 id: 40f404ad6b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：エリス | 作成日時：2022年11月14日 12時
