7 ジヨンside ページ7
ﾐｸ「今隣に来てるAって子なんだけど…あの子すごいシャイだから」
信じられなかった。
こんなにも簡単に彼女と知り合えたなんて。
ミクちゃんと彼女が友達だということに拍子抜けした。
A………って言うんだ。
ｽﾝﾘ「分かった！書く代わりに電話番号教えてくれない？実はジヨンヒョンの片思いの相手なんだ。」
ﾐｸ「嘘！？本当に？！いいよ！あ、私の番号も教えとくね！Aのこと聞きたかったらいつでも電話して！」
ｼﾞﾖﾝ「え？イイノ？」
ﾐｸ「Aには私から言っとくし。電話番号、渡しておこうか？」
ｼﾞﾖﾝ「ウン！！アリガト！」
ミクちゃんが去ってからどれほどの時間が経っただろう。
俺の心臓はこれまで以上に高鳴っていた。
タッピョンもミクちゃんの電話番号登録してからずっとニヤニヤしながら携帯見てるし。
ﾃｿﾝ「良かったねタッピョン！」
ﾀﾌﾟ「テソナ〜ありがとう。テソナのおかげだよ〜」
ｽﾝﾘ「俺のおかげでしょ？！」
しかしそんな俺の胸のトキメキはすぐに打ち破られるのだった。
ｶﾞﾗｯ
突然扉が開いたかと思うと、彼女が戸惑ったような顔で立っていて、早口に何かを言うと、俺の電話番号が書いた紙を置いて、出ていってしまった。
沈黙が流れる。
ﾖﾝﾍﾞ「ジヨン…」
ｼﾞﾖﾝ「俺…振られたんだよな……。」
ｽﾝﾘ「違うよヒョン！彼女はファンだから受け取れないって言っただけだよ。大好きだって言ってた！」
スンリのその言葉に少しだけ救われたような気がしたが、３年間の思いの結果がこれだった俺は、どうしようもなく落ち込んでしまった。
それから1週間が経ち、ツアーも残すところ二日となった。これが終わればまた俺は韓国に帰る。
あの日から1週間、携帯に登録された彼女の番号を眺めるだけで発信ボタンは一度も押せていない。
“A”その文字を見つめては、想いを募らせ、それをため息にして吐き出す。
こんなに近くにいるのに、以前と何も変わらない。
ｽﾝﾘ「明日のライブに誘えばいいんじゃない？？」
ｼﾞﾖﾝ「それができたら苦労なんて……そうだ！スンリが誘ってよ！ミクちゃんも一緒にさ！」
ﾀﾌﾟ「スンリなら誘えるだろ！」
俺とタッピョンが必死に迫るものだから、スンリは仕方なく電話をかけた。
そして、見事約束を取り付けたのだった。
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めゆみ(プロフ) - この作品とても最高ですっ！更新頑張ってください！お体には気を付けてくださいね (2018年5月3日 17時) (
レス) id: 3fc3098fb4 (このIDを非表示/違反報告)
biglove12(プロフ) - ひばりさん» コメントありがとうございます！更新が遅くなってすみません(><)もっと面白くなるように努力しますのでもう少々お待ちください(><) (2018年1月9日 9時) (レス) id: 9fb5898644 (このIDを非表示/違反報告)
ひばり(プロフ) - この作品大好き!! (2018年1月7日 11時) (レス) id: 937eb0fed6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：biglove12 | 作成日時：2017年11月22日 10時
