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日本に出張か…。
久しぶりの日本。帰れるのは嬉しいんだけど、ミクやジヨンに会えないと思うと少し寂しい。
と言ってもジヨンとはあれ以来会えていない。
お互いに忙しいのもあるし、絶対にバレてはいけない関係だから。
日本への出張はどれくらいの期間なのかわからない。１週間、いや、数年かもしれない。
真っ暗な部屋の中に立つ私は、廊下から漏れる一筋の光の先に照らされたキャリーケースをぼんやり眺めては、ため息をつく。
こんなに大きなキャリーケース、私が韓国に来た時以来だ…。
ﾐｸ「A………泣かないで？」
いつからか覗いていたのであろうミクが耐えられなくなって私の元にやってきた。
「ミク……」
ﾐｸ「私も、ジヨンだって…Aが居なくなるって考えただけで寂しいよ。」
「私……いつこっちに帰ってこられるんだろうね…」
自傷気味に笑ってみても、心の穴は開いたまま。チームのみんなと過ごす時間も大好きだけど、やっぱり安心できる人の元にいたい。
ジヨンには私が日本に行くことを言っていない。
言う必要も無いと思った。
だけど……
ﾐｸ「ジヨンに会いに行きなよ！今楽曲制作中だってスンヒョン言ってたし！」
「だからダメなの。邪魔になるから。」
ﾐｸ「そんなはずないって！ジヨンだってAに会いたいって思ってるはずだもん！事務所の中なら偶然を装って会えるって！！」
「でも…」
ﾐｸ「でもはなし！早く行かなきゃジヨンと会えなくなるよ！！」
ミクに背中を押され、私は急いでマンションを飛び出した。もう外は真っ暗で、帰宅途中のOLやサラリーマンと次々にすれ違う。
みんななりふり構わず走る私を一瞬見ては、何事も無かったかのように帰路につく。
事務所についたのはマンションを出て15分後…
ジヨンの車を見えて、少し安心したように胸をなでおろした。
ここまで来て、やっと我に返った。
やっぱり会わない方がいいのでは。
私が行けば作業に水をさすに決まっている。
事務所の扉にかけていた手をそっと下ろす。
その瞬間、離したはずの扉が開いた。
「っっ！！」
ｼﾞﾖﾝ「うわっ？！…A？」
とても驚いた顔のジヨン。
片手で財布を持っているということは、今は休憩時間……
ｼﾞﾖﾝ「A、ここじゃ話せないから先にレコーディングルームの隣の部屋行ってて。後で追いかける。」
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めゆみ(プロフ) - この作品とても最高ですっ！更新頑張ってください！お体には気を付けてくださいね (2018年5月3日 17時) (
レス) id: 3fc3098fb4 (このIDを非表示/違反報告)
biglove12(プロフ) - ひばりさん» コメントありがとうございます！更新が遅くなってすみません(><)もっと面白くなるように努力しますのでもう少々お待ちください(><) (2018年1月9日 9時) (レス) id: 9fb5898644 (このIDを非表示/違反報告)
ひばり(プロフ) - この作品大好き!! (2018年1月7日 11時) (レス) id: 937eb0fed6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：biglove12 | 作成日時：2017年11月22日 10時
