3 ページ3
少しして、ミクが来た。
手には色紙。
５人分のサインが書かれてあり、さらに私の名前入りだ。
ありえない。夢だろうか。
ミクに感謝しかない。。。
ﾐｸ「はいこれ。あの人達見た目に反して優しいんだね。でもちょっと犠牲を払ってしまったけど許して…汗」
「犠牲？全然いい！ありがとう！ホントにありがとう！」
ﾐｸ「それからこれ。」
色紙とは別に、ミクはあたりを見渡してから自身のつけているエプロンのポケットから、綺麗に折りたたまれた紙切れを私にくれた。
「なにこれ」
ﾐｸ「なんだと思う？」
折りたたまれた紙を開くと、そこには数字が並んでいた。
「なんの番号？」
そう聞けば、ミクは目で私の後ろを指した。
それを理解するのに少し、時間がかかってしまった。
だって私の後ろにはBIGBANGのメンバー。
ミクはそこを指している。
手元には明らかに電話番号が書いた紙切れ。
こ、これ、私がもらっていいものなの？！
間違えてない？
ﾐｸ「Aの番号教えたけどいいよね？」
「ええっ？！私の番号を？！で、教えたの？！誰に？！」
ﾐｸ「私BIGBANG詳しくないから名前までは分かんない。でもとにかくこれ、彼らからだから」
もう一度手元の数字を見れば、確かにそれは電話番号で、持つ手の震えが止まらなかった。
ダ、ダメ！
これは私がもらっちゃいけないものだ！
だってファンだもん！
好きだけど、彼らのプライベートに踏み込むのは良くない。
「これ、返してもらえない？」
ﾐｸ「なんで？！好きなんでしょ？…………自分で行きなよ。流石にその役はできない。」
「い、いいのかな…」
ﾐｸ「あの人たちが優しいことなんて、私よりAの方がよく知ってるでしょ？」
ミクにそう言われ、私は紙切れを握りしめて立ち上がった。そして、扉を開けた。
目の前にはこちらを見るBIGBANGのメンバー。
ｼﾞﾖﾝ「あ……」
「あの、これ、さっき頂いたみたいなんですが…私、ファンなのでこれは受け取れません。ごめんなさい。でもずっとずっと大好きです。これからも応援してます。では。」
誰がくれたのかわからなかった私は、テーブルの上に紙切れを置いて、すぐにその場を離れた。
ちょうどご飯も食べ終わっていたので、お会計をして外に出た。
するとそこはまるでレッドカーペットでも歩いているかのような状態だった。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 265人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「K-POP」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
めゆみ(プロフ) - この作品とても最高ですっ！更新頑張ってください！お体には気を付けてくださいね (2018年5月3日 17時) (
レス) id: 3fc3098fb4 (このIDを非表示/違反報告)
biglove12(プロフ) - ひばりさん» コメントありがとうございます！更新が遅くなってすみません(><)もっと面白くなるように努力しますのでもう少々お待ちください(><) (2018年1月9日 9時) (レス) id: 9fb5898644 (このIDを非表示/違反報告)
ひばり(プロフ) - この作品大好き!! (2018年1月7日 11時) (レス) id: 937eb0fed6 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：biglove12 | 作成日時：2017年11月22日 10時
