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来ない。
ひょっとして…遊ばれた？
そんな言葉が頭をよぎるが、必死にそれを振り払う。
そんな人じゃないもん。
結局その日、彼が待ち合わせ場所に来ることは無かった。
「何かあったのかな……」
心配になった私は、今日10度目の電話をかける。
？「ヨボセヨ？」
「あ、ジヨン…？今日デートの約束……」
？「デート？……あ〜あなたがAさんね。ジヨンは私とデート中だから。じゃあね〜」
電話が切れてもまだ私は動くことが出来なかった。
ファンとして彼女がいるということにショックだが、もっとショックなのは私より彼女を取ったという事実。
一生懸命服を選んだり、お化粧したり、ワクワクして何時間も待った私が馬鹿みたいじゃないか。
だいたい、自分から誘っておいて何なのよ…
考えれば考えるほど腹が立つ。
ﾌﾟﾙﾙﾙﾙ
ディスプレイに映る“ジヨン”の文字が今はとても憎く感じる。絶対に出てあげないし、言い訳なんて聞かない。
何度も何度もかかってくる電話。
ついに私は携帯からバッテリーを引き抜いた。
途端に静かになる携帯。
「やっぱり、ジヨンとは何も無かったことにしよう。そう。きっとその方がいい。ファンとして過ごした方がきっと楽しい。」
そう自分に言い聞かせ、ベッドに横になった。
次の日、仕事が終わった私はミクのもとを訪れた。
ﾐｸ「ジヨンとそんな事が……で、嫌いになった？」
「嫌いじゃ……ないけど…………でもあの時は怒った。」
ﾐｸ「その事ジヨンに言ったの？」
「言ってない。あれから電話番号消しちゃったし。」
ﾐｸ「着信拒否したの？！」
驚いたように声を上げるミク。
それもそのはず、喉から手が出るほど欲しかったジヨンとの関係を示す電話番号を、自らの手で消したのだから。
「私ね、思ったんだ。好きな人の嫌な面見ちゃうくらいなら、元のキラキラした芸能人とファンの1人でいた方が楽しいって。」
ﾐｸ「そんなことない！私、タプと知り合えてすごく良かったと思ってる。BIGBANGを知る前よりも毎日が楽しいもん！」
一昨日までしていた毎日の電話も、すべて綺麗な思い出。
でもあくまで思い出。
もしジヨンが私のことをまだ必要だと思ってくれているならきっと、
………また会えるはずかだから。
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めゆみ(プロフ) - この作品とても最高ですっ！更新頑張ってください！お体には気を付けてくださいね (2018年5月3日 17時) (
レス) id: 3fc3098fb4 (このIDを非表示/違反報告)
biglove12(プロフ) - ひばりさん» コメントありがとうございます！更新が遅くなってすみません(><)もっと面白くなるように努力しますのでもう少々お待ちください(><) (2018年1月9日 9時) (レス) id: 9fb5898644 (このIDを非表示/違反報告)
ひばり(プロフ) - この作品大好き!! (2018年1月7日 11時) (レス) id: 937eb0fed6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：biglove12 | 作成日時：2017年11月22日 10時
