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手元に残ったぬいぐるみ。
彼と私を確かに繋いでいたもの。
あれは夢ではなかった。
たしかにあの時間だけは私を見てくれていた。
一人で来ていた私は、BIGBANGが行きつけのお店に向かうことにした。そこは私の友人ミクがアルバイトをしているので、私自身もよく通っていた。
いつも私が座るのは奥の個室。
今日もそこに案内してくれた。
一人で店に入ると、彼らがいつも注文するというメニューをなれたように頼む。
ﾐｸ「いつものね。あ、そういえば今日ライブだっけ？そのくま何？」
「ミク聞いて！これジヨンが投げてくれたんだ！！やばくない？！私のこと見てくれたし！」
ﾐｸ「絶対A以外の他のお客さんも思ってるよそれ。ｗ」
「違うんだって！」
違うんだってば……あの時、確かに目が合ってた……はずだもん。。。
ミクにそう言われるとだんだん自信がなくなっていく。
やけに外が騒がしくなってきた。
もしかして彼らがここに来るのではないか。
もしジヨンともう一度目が合えば、私だって気づいてくれるのだろうか…期待と不安が頭の中で交差する。
扉が開く音と共に、悲鳴にも似た歓声が店の中いっぱいに響き渡る。
その声に背中を押され、入ってきたのは彼らだろう。
私はその様子を見ることなく、ただ個室に座ってお茶を飲んだ。
しかしその手は震えていて、だんだん近づいてくる足音に耳を傾けながら、ここに来るわけでもない彼らに緊張していた。
僅かに開いたドアの隙間から彼らが通るのが見える。
ﾊﾟﾁｯ
ほんの一瞬だったが、さっきと同じように時間が止まる感覚があった。それは紛れもなくジヨンだった。
目が合ったのはほんの一瞬だけだったが、それがとてつもない意味を秘めているかのように感じられた。
私がいる隣の個室の扉が開いた。そして薄い壁で仕切られたそこに彼らは入っていく。
ﾐｸ「お待たせいたしました。………サインとかもらったら？」小声
運ばれてきたいつもの食べ慣れたメニューに視線を落とす。
「無理だよ。そんなこと出来ない……」
ﾐｸ「私がもらってきてあげよっか？ちょうど注文取りに行く所だし。」
「え！？い、いいよ！悪いし！ミクにそんなことさせられないし！」
ﾐｸ「私に任せときなって！」
そう言うと、ミクは私に親指を立てて微笑んだ。
こういう時の行動力すごいからなぁ…汗
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めゆみ(プロフ) - この作品とても最高ですっ！更新頑張ってください！お体には気を付けてくださいね (2018年5月3日 17時) (
レス) id: 3fc3098fb4 (このIDを非表示/違反報告)
biglove12(プロフ) - ひばりさん» コメントありがとうございます！更新が遅くなってすみません(><)もっと面白くなるように努力しますのでもう少々お待ちください(><) (2018年1月9日 9時) (レス) id: 9fb5898644 (このIDを非表示/違反報告)
ひばり(プロフ) - この作品大好き!! (2018年1月7日 11時) (レス) id: 937eb0fed6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：biglove12 | 作成日時：2017年11月22日 10時
