10 嫉妬 ジヨンside ページ10
部屋に入ってきた記者は2人。イ･Aさんとソン･リンコさん。
俺はずっとAさんのことを見ていた。
美人だということもあったが、何よりもAがこのAさんなのかということが気になってしょうがなかったのだ。
ｽﾝﾘ「俺も二人と一緒に飲みに行きたい！！LINE教えてください！」
スンリが突然こんなことを言い出した。俺だってLINEを交換したい。この人があのAなのかを知りたいし、そのために個人的にお話したい。
AさんとリンコちゃんはスンリとLINE交換をした。結局俺は見ているだけで何も言えず、LINEの交換は終わってしまった。
後でなんとか上手くいってスンリからLINE貰おう。
ｽﾝﾘ「ところで二人は誰のファンなんですか？笑」
それは俺も気になる。
ﾘﾝｺ「私は…G-DRAGONさんです///」
ｼﾞﾖﾝ「ありがとう笑」
ﾀﾌﾟ「Aさんは？」
Aさんも、もし俺のファンだったらどうする？汗
LINE交換しよって言う？い、いや、ダメだ。俺は誰にでも教えるわけじゃないってとこ見せないと。
「私は……TAEYANGさんです//」
ﾖﾝﾍﾞ「あ〜ありがとうございます！」
そう言って彼は、ヨンベはAにハグをした。
ボッとAの顔が真っ赤になった。
ﾃｿﾝ「顔真っ赤ですよ？大丈夫ですか？笑」
「はい//」
なんでそんなに照れてるんだよ。
ヨンベもヨンベだ。なんでハグしてるんだよ。
そりゃあ俺だってリンコちゃんにファンだって言われて嬉しかったけどさ。Aはもう俺の事忘れてんのか？
ｼﾞﾖﾝ「ヨンベやめとけよ。……ただの記者で、ファンじゃないかもしれないじゃん。」
「本当に私はTAEYANGさんのファンです！最近じゃ暇があれば曲聴いてますし、CDだって買いました！優しいし礼儀正しいしかっこいいです！」
ｼﾞﾖﾝ「何それ。どうせ嘘なんでしょ。あわよくば俺たちと友達みたいな関係になろうとか考えてるんだろ？」
ﾖﾝﾍﾞ「ジヨン！失礼だぞ。Aさんは他の記者とは違う。みんなそう感じたからまた取材を受けたんじゃないか。」
ｼﾞﾖﾝ「ｯﾁ……もういい。俺は帰る。もう二度と取材なんて受けねぇからな！！」
ﾊﾞﾀﾝ
嫉妬だ。完全に。
なんで俺こんなにイライラしてんだろ。
AさんはAじゃないかもしれないのに。
同じ名前ってだけで…
はぁ……俺、嫌われたよな……
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作者名：biglove12 | 作成日時：2017年3月28日 20時
