ビギンズオブナイトメア【ARS&Fischer's】 (ページ14)

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和也｢どうやら感染するみたい
まるで『ゲーム』のようにね｣

二宮さんがそう言ったあと

俺は声を漏らした

ゲーム、そうだ
あのゲームも確か……

｢あのゲームだ……｣

翔｢ゲーム?それが何か関係あるの?｣

櫻井さんが俺に質問すると
俺は昼に見た記事を嵐の5人に見せた

和也｢あ、このゲーム……｣

どうやら二宮さんも
このゲームのことを知っていたらしい

雅紀｢ニノ知ってるの?｣

和也｢うん、このゲームはね
普通のゲームじゃないの

ねえ、君達は
プレイしてないでしょうね?｣

二宮さんが俺達に聞くと
モトキが答えた

モトキ｢実は俺そのゲームを予約して
今日全員でやろうと思ったんです

でも、シルクがその記事を見て
ディスクを割ったのでまだプレイは……｣

和也｢そう、なら良かった｣

モトキ｢やっぱり、嘘じゃないんですか?
そのゲームをプレイしたら最後──｣

すると突然、モトキの声が
爆音で遮られた

潤｢何の音?｣

松本さんが後ろに振り返ると
遠くの方で人の叫び声が聞こえ

そこには、五体の化物が
人を次々と喰い荒らしていた

智｢感染者が段々増えているな……
みんな、車の方に!｣

大野さんが全員に叫ぶと
俺達は車の方へ走った

車の方に着くと櫻井さんが
俺達に話しかけてきた

翔｢あのさ、君達は
これからどうするの?｣

｢え?どうするって……｣

翔｢俺達と行動する?
それとも此処で別れる?｣

櫻井さんに質問され
するとマサイが俺に話す

マサイ｢シルク、俺は嵐の皆さんと
一緒に行動した方がいいと思う

お前はどう思う?｣

｢そうだな、えっと……｣

チラッと櫻井さんの方を見ると
彼は真剣な顔で返事を待っていた

｢同行、していいですか?｣

翔｢分かった、じゃあとりあえず
人が少ない場所へ向かおう｣

そう言い櫻井さんは
他のメンバーが乗っている車へ

俺達はンダホの車へと乗った

嵐の皆さんの車が先に出ると
ンダホはその車を追い

人の居ない街へと向かう